くらし もっとゆたかに ～人権保障のとりくみ～

◆こどもの性教育は命と人権の教育です
こどもの性教育は、「知識を与えること」だけではなく、命や人権を尊重する気持ちを育む土台作りです。しかし日本では、性教育が依然として「恥ずかしい話題」とされ、家庭や学校で十分に語られないことが多いのが現状です。避妊や性的同意、性の多様性、性暴力の防止などは、本来年齢に応じて段階的に学ぶべきテーマです。
性にまつわる知識がインターネットやSNSで氾濫する今、誤情報や偏ったイメージからこどもを守るには、大人がまず「性は命と人権を大切にすること」という理解を持つことが不可欠です。
意識改革の第一歩は、大人自身が学び直し、正しい知識のもとで安心して話せる雰囲気をつくることです。「話すことは性を乱すのではなく、命を守る」という認識を社会全体で共有することが、次世代への最大の贈り物になるでしょう。

問合せ：人権推進課　人権教育室
【電話】69-2150【FAX】63-4554