- 発行日 :
- 自治体名 : 滋賀県日野町
- 広報紙名 : 広報ひの 2025年10月号
◆国際アダルトフィギュアスケート競技会2025 Silver Women II Artistic Free Skating 2位
中西紘子(なかにしひろこ)さん
今回は、6月29日~7月4日にドイツで開催された、ISU(国際スケート連盟)公認「国際アダルトフィギュアスケート競技会2025」の「女子アーティスティック」部門で2位の成績を収められた、中西紘子さん(必佐)にお話を伺いました。
◇中西さんについて
大阪府出身の中西さんは、4歳からバレエを習い、中学2年生のときにフィギュアスケートを始められました。20歳代のときにはイギリスに留学してダンスを学ばれ、帰国後は鍼灸師(しんきゅうし)の資格も取得されています。
平成28年から日野町にお住まいで、双子を育てるお母さんでもあります。ピラティスのインストラクターのお仕事をしながら、フィギュアスケートやコンテンポラリーダンスに取り組まれていて、これまでにも国内外の大会で多数入賞されています。
◇今回の大会を終えて
「国際アダルトフィギュアスケート競技会」は、28歳以上のスケート愛好者や元競技者が参加する大会で、能力レベルと年齢で階級分けされています。「アーティスティック」部門では、ジャンプやスピンなどの要素の点数(TES)はつけずに、曲の表現やスケート技術などのPCS(プログラムコンポーネンツ)だけで競われます。
中西さんは「日本ではフィギュアスケートをしている大人の方があまりいないので、国際大会に出場すると海外の選手の皆さんから刺激を受け、『まだまだやれることがある』と感じます。来年に向けてまたがんばりたいです」と話されました。
◇自分が納得できる演技をめざして
中西さんにフィギュアスケート競技への思いを伺うと、「スポーツというより芸術的な部分に魅力を感じているので、順位より自分が納得できるかどうかを大切にしています。大会では点数がつき、結果としてメダルやトロフィーをいただくこともうれしいけれど、自分のやりたいことを表現でき評価されたときが一番うれしいです」と話されました。