- 発行日 :
- 自治体名 : 滋賀県竜王町
- 広報紙名 : 広報りゅうおう 令和7年11月号
■家族のケアをこどもがしているヤングケアラーをご存じですか?
“本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っているこども・若者”のこと。「お手伝い」との違いはその負担や責任の重さ。自分の時間を持てずに、友人関係や学校生活、進路などに影響が出てきてしまいます。幼いころからケアしている人、ある日突然ケアすることになった人、きっかけは人それぞれです。
▽“ケアするのが当たり前”と思っていることも
中高生のうち自分がヤングケアラーだと自覚している人は、2%程度。家族を手助けすることは「フツーのこと」や「ガマンすること」だと思っていることが多いそうです。「誰かに頼ってもいい」「自分は一人じゃない」と気づき、支援につながりやすくなるためにも、みんなでヤングケアラーについて知りましょう。
・家事・手伝いでの遅刻や早退
・成績に影響が出たり…
・からだに不調が出たり…
・授業に集中できなくなったり…
・こころの不調・悩みごとがふえる
▽家族のお世話などをしているこどもたちへ
家事などの経験があなたの力になっていくこともありますが、学校生活に影響が出たり、こころやからだに不調を感じるほどの重い負担がかかっている場合は、注意が必要です。あなたの信頼できる人に相談してみましょう。また、こどものための電話相談もあります
「24時間子供SOSダイヤル」通話無料
【電話】0120-0-78310(なやみいおう)(文部科学省)
■子育てや親子関係の不安や悩み、イライラにいっしょに向き合います
「虐待がいけないことは分かっている」、「こどもに強くあたってしまう」、「ホントはもっと優しくしたいのに…」
でも、ついカッとなって…そんなことはどこの家庭にでも起こり得ることです。子育てだけの問題ではなく、仕事の疲れやストレス、家族関係の中でのストレス、または経済的な不安など、さまざまな要因からイライラが重なり虐待につながることは少なくありません。
竜王町では保健師や家庭相談員などが妊娠期から子育て期にわたって切れ目のない支援に努めています。ご家庭の悩みを一緒に考え、必要な支援につなぐサポートをします。
ちょっとした悩みや困りごとを「どうしたらいいの?」、「誰に言っていいか分からないし…。」と思ったら、どなたでもお気軽にご相談ください。
問合せ:竜王町こども家庭センター
【電話】58-3722
