健康 2月1日はフレイルの日 フレイル対策で体も心もずっと健康に!

■1面の結果
5個のチェックの項目は、それぞれフレイルが始まる前に見られる兆候です。5個のうち「はい」は、いくつありましたか?

「はい」の数・今のあなたの状態:
・3個以上…フレイルの状態です
・1~2個…フレイル一歩手前の状態です
・0個…健康な状態です
出典:国立長寿医療研究センター

フレイルやったとしても、ちゃんと対策すれば、健康な状態を十分に取り戻せるから、落ち込まんでええんやでぇ。

フレイルの状態でどうするかが分岐点!
[健康]←対策![フレイル]そのまま…→[要介護]

フレイルとは年齢を重ねるにつれ、体や心が弱り、健康と要介護の中間の状態にあることです。今回は、健康に長生きするために必要な「フレイル対策」をご紹介。まずは1面の結果を確認して、ご自身に合った対策を日々の生活に取り入れてみてくださいね。

対策に不可欠な3本柱を具体例と一緒に紹介するでぇ。

■健康な状態を保つために皆さんに取り組んでほしいこと
フレイル対策には運動、栄養・口腔ケア、社会参加の3本柱が欠かせません。この3つは相互に関係していて、一緒に取り組むことでより効果的な対策となります。ぜひ意識して取り組んでみてください。

▽栄養・口腔ケア
・1日3食バランスのいい食事
・食後は歯や入れ歯の手入れ
誰かと一緒に食べることで栄養不足やうつの防止に

▽運動
・屋外での散歩、家での体操やストレッチなど、意識して体を動かす
運動で筋肉を付けるためにもきちんと食べる

▽社会参加
・地域活動などへの参加
・人と会えない時にも家族や友人と連絡を取る
運動はグループで取り組むと楽しくて効果的!

■フレイル対策で重要なのは「くち」
歯と口は食べる・話すなどの生活の基本や「おいしいものを味わう」などの喜びや楽しみを支えています。口の機能を弱らせないことはフレイル対策にとって欠かせません。

●口のお手入れポイントは2つ
▽歯や口を健やかに
・歯間ブラシを使う
・かかりつけ歯科での定期的な歯科健診
・舌もやさしく掃除

▽口の機能を維持
・会話など毎日の生活で意識して口を使う
・頬・唇・舌の体操を行う

●健康な体をつくる食事
1日2回以上、主食・主菜・副菜を組み合わせて食べましょう。必要な栄養素を、まんべんなく摂ることができます。

▽主食
ごはん・パン・麺類
+
▽主菜
肉・魚・卵・大豆料理
+
▽副菜
野菜・きのこ・いも・海藻料理

■運動の習慣化もフレイル対策の大きなカギ
●まずは歩きましょう
歩行も立派な運動。歩行には、さまざまなメリットがあります。
・筋肉量や骨量の維持・増加
・気分転換やストレス解消によるうつや不安の症状の軽減
・思考力・学習力・幸福感の向上
・健康寿命の延伸 など

▽いつもの暮らしにプラスせんぽしましょう
高齢の方の1日の目標歩数は6000歩。自身の体力や調子に合わせて、少し工夫して歩数を増やしてみましょう。
・買い物でいつもと違う売り場も回ってみる
・散歩で少し遠回りしてみる

●筋力トレーニングも行いましょう
筋トレと聞くと激しいイメージで身構える方もいるかもしれませんが、適度な筋トレはフレイル対策に効果的です。HPで紹介しているので、自分に合った方法で取り組んでみてください。
・65歳以上の方向けの筋トレ動画を配信!(二次元コードは本紙参照)

■あなたにとっての「居場所」と「出番」を見つけてみませんか?
好きなことや得意なことを人と一緒に取り組むことで、心身の健康づくりになるだけではなく、生きがい・やりがい・仲間づくりにもつながります。
気軽に参加できる場所が市内にたくさんあるので、ぜひ参加してみてください。

▽老人福祉センター
60歳以上の方が利用できる同センター。健康増進や教養などの講座のほか、卓球やコーラスなどの同好会が多数活動しています。
市内17カ所あり、お住まいの区に限らず利用できます。

▽健康長寿サロン
同サロンは、地域の集会所や商店街の空き店舗などが会場となり、地域の皆さんが設置・運営している交流の場。市内で、さまざまな活動を通して交流を深められています。

▽長寿すこやかセンター
下・河原町五条下る東側 ひと・まち交流館京都
同センターでは、生きがいづくりや認知症に関すること等、高齢者の生活や介護について、講座の開催や情報発信などを行っています。

問合せ:同センター
【電話】354-8741【FAX】354-8742

▽すこやか講座
健康に関する話や体操他
日時:2月21日13時半(約2時間)
会場:ひと・まち交流館京都
料金:無料
申込み:電話かメールで、2月1~20日に、長寿すこやかセンター(【メール】sukoyaka.info@hitomachi-kyoto.jp)。先着順

■皆さまのフレイル対策を全力で支援!
地域介護予防推進センターもぜひご活用を!
市内12カ所の同センターでは、フレイル対策の専門スタッフが、65歳以上の方を対象に、運動・栄養・口の健康などに関する教室や地域の介護予防活動の支援を行っています。

年齢を重ねることで聴力が低下し、自覚がないまま難聴になっていることも。
まずは、HPの「聞こえのチェックリスト」で確認しましょう!

紹介したほかにも、いろんなフレイル対策があるから、HPもチェックしてみてなぁ~!

問合せ:健康長寿企画課
【電話】222-3419【FAX】222-3416