くらし 《実録》ちょっと待った!その契約 消費生活相談の現場より

■定期購入を解約したいが連絡がつかない!
◇事例(1)
動画サイトの広告で「いつでも解約できる」と表示されていた定期購入のしわ取りクリームを注文した。効果を感じられなかったので解約したい。事業者に何度も電話をしたが、「混み合っているので掛け直して」とガイダンスが流れるのみで手続きできない。

◇事例(2)
ネットショッピングで膝の痛みを和らげるサプリメントを注文した。注文後、サイトに記載されている小さな文字を確認したところ、定期購入で3回購入しないといけないことが分かった。解約しようと電話をしたら、「SNSで手続きするように」とガイダンスが流れ、オペレーターにつながらない。手続きが分からず解約できない。

◇トラブル防止のポイント
・定期購入では、「解約する場合は次回商品発送日の何日前まで」と解約できる期間が決まっていたり、「解約は必ず電話で」「SNSやアプリで手続きして」と解約方法が限定されていたりする場合が多いです。
・注文する際は、「定期購入かどうか」「解約条件や方法」「事業者の連絡先」などをよく確認することが大切です。
・電話がつながらない場合、解約できる期間内に何度も電話した証拠(発信履歴)を残し、解約を申し出ようとしたことを証明できるようにしておきましょう。また、念のためメールで解約の意思を伝えておきましょう。
・トラブルに備えて、広告や最終確認画面はスクリーンショットで保存してください。
・スマートフォンの操作が不慣れな人は、事業者が指定する解約方法が自分でできるかどうか事前に確かめましょう。

分からないことや不安なことがあれば相談してください。

相談・問合せ先:消費生活センター(産業振興課内)
【電話】63-1240(平日午前9時~正午・午後1時~4時)