- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府京丹後市
- 広報紙名 : 広報京丹後 2025年8月号(第257号)
新しい峰山庁舎2号館のオフィス環境の整備を検討する中で、職員の業務改善と働き方改革を実現し、市民サービスの向上につなげる取り組みを行ってきました。
■みんなの声を集めてつくった窓口
令和4年度から、職員によるワーキンググループを立ち上げ、「市民にやさしい窓口」の実現に向けて、新たな窓口のあり方について検討を重ねてきました。この取り組みは、庁舎整備をきっかけに始まった市民目線に立った大きな改革です。
これまで市民から寄せられた窓口に対する「分かりづらい」「時間がかかる」「たらい回しになる」といった課題を改めて見つめ直し、誰もが迷わずスムーズに手続きできるよう、窓口方式や部署配置の見直しをはじめ、手続き案内や届出書類の様式改善など、さまざまな角度から取り組みを進めてきました。そしていよいよ、市民の皆さんにやさしい新たな市役所窓口が、峰山庁舎2号館で始動します。
■新しい京丹後市役所の総合窓口 コンセプトは3つ
1.わかりやすい~迷わない・迷わせない~
・目的地まで行きやすい窓口整備
・記入に迷わない窓口整備
2.簡単~行かない・書かない・待たない~
・手続きの煩雑さを解消
・手続きや相談時間の短縮
3.親しみやすい~安心感があり、相談しやすい~
・相談しやすい環境整備
・関係課の連携しやすい環境整備
■窓口での対応イメージ
申請の様式やオンライン活用、手続きの際のチェックシート、業務フロー・マニュアルなどアナログを見直し、よりスムーズな手続きを。
1.コンシェルジュが対応
まず目に入るのは、窓口案内の前に立つコンシェルジュの姿。どこに行けばいいのか戸惑う市民の相談にも親身に対応します。
窓口案内機を操作:コンシェルジュの横に設置されたタッチ式の窓口案内機。用件をタッチパネルで選ぶだけで、受付番号と待ち人数が表示されます。操作に戸惑う人にはコンシェルジュが操作を手伝います。
2.ワンストップ窓口
受付番号を呼ばれたら席へ。ワンストップ窓口で関係部署の連携もスムーズ。届出に関連する必要な手続が一覧になったリストをもとに、職員が連携しながら入れ替わり対応します。
「手続きであちこち回らず1カ所で終わるのがいいね。書類も記入に迷わない様式だし、どこに何を書いたらいいのかひと目で分かるデザインだ」
3.スピード対応窓口
「申請書を記入し、窓口案内機で受付番号を取ってスピード対応窓口の前でお待ちください」と案内されたらこの窓口。待つこと数分、番号を呼ばれ申請書を提出すると、住民票や印鑑証明、課税証明、所得証明などを素早く発行します。
「証明書だけの人は窓口が違うんだ!こんなに早く受け取ることができるなら昼休みの時間でも寄れそう」
4.キッズスペース
子どもたちが待ち時間に遊べるキッズスペースがあります。
5.乳幼児連れブース
手続中に子どもが泣き出してしまったりぐずったりすることも。そういう時は、乳幼児連れブースを利用できます。
6.相談ブース
半個室のように仕切られた空間で、プライバシーを守りながら気軽に落ち着いて話せます。