しごと まちの素敵な人み~つけた!U・Iターンインタビュー

■自然と地域と、のびのび自分たちらしい暮らし―
藤井正通(ふじいまさみち)さん 千恵(ちえ)さん
昨年の秋、大阪から久美浜町の佐濃地区へ移住した藤井さん夫婦。〝自然豊かな地域で自分たちらしい暮らし〝を求めていたと話す二人。移住前、正通さんは商品開発職、千恵さんは相談専門職として働いていました。
「10年以上サーフィンで通っていた京丹後に惹かれていました。空家バンクで出会った家は、愛犬が走る庭と牡蠣焼き小屋、光溢れる土間にご近所の温かさや新鮮な食材と、私たちの想いにぴったりな場所。心を奪われて即決で移住を決意しました」と話します。
移住して約1年、正通さんは趣味だったマクラメ編みを本格的に始め、地元猟師さんとの出会いから天然石や鹿角のアクセサリーを製作、マルシェへの出店やお客さんの思い出の品を使ってアクセサリーを手掛けることも。千恵さんは峰山町にあるまちまち案内所で〝まちまち案内人〝としてキッチンを担当、また地元佐濃地区の自治会サロンで手料理を振る舞いながら、農繁期の農家さんの手伝いなど地域との繋がりを深めています。
「都会の忙しさで忘れがちだった暮らしが、畑仕事や地域との交流で彩られて充実しています。区の行事に参加すると地域の一員として迎えられている喜びを感じます。これからは、ほんの少しでも私たちのように自分たちらしい暮らしを求める人の力になれたら。そして、地域の方や移住者とワクワクすることをやってみたい!という気持ちを共有できたらと思います」と二人は話してくれました。