- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府大阪市淀川区
- 広報紙名 : よどマガ! 令和7年12月号
◆II.予期せぬ被害に遭わないように
◇1.知らない誰かが見ているかもしれない。
SNSで発信されたことは全世界に公開されています。例え、「鍵付き」アカウントでの発信であったとしても、誰かがそれを転載すれば、その拡散を止めることは困難です。そのため、情報を発信するときは、知らない人に見られるかもしれないと考えて発信することが必要です。
例えば、制服姿で撮影した写真、背景に写り込んだ近所の建物、そんな何気ない投稿から住所や学校、氏名など個人情報を特定されるケースもあります。過去の不適切な投稿と個人情報の特定とが重なって炎上被害に遭うケースもあります。
◇2.優しそうな相手が信用できるとは限らない。
また、SNSを通じて巧みに社会的に未成熟な子どもたちに近づき、SNSなどで交流を深めて信用させた上で、性的な画像の送信の要求や、特殊詐欺の受け子といった「闇バイト」への勧誘などを行う「グルーミング」と呼ばれる手口が問題となっています。
◆III.大人が果たすべき責任
◇1.子どもたちが何に夢中になっているのか目を向ける。
子どもたちがどんなSNSを利用し、何に夢中になっているのか、関心を持つことが第一です。スマートフォンには「フィルタリング」や「ペアレンタルコントロール」機能が設けられており、これらの利用は、有害な情報から子どもたちを守るために有用です。しかし、これらは万能ではないため、設定して終わりにするのではなく、あくまで補助的なツールと捉え、子どもたち自身に目を向けることが必要です。
◇2.ルールを子どもたちと一緒に考える。
インターネットやスマートフォン等の利用について、ご家庭でルールを決めている方も多いでしょう。その際、ルールを一方的に“押し付ける”のではなく、なぜそのルールが必要なのかを丁寧に説明し、子どもたち自身にも考えさせることが必要です。
とりわけ、中学生、高校生になるとインターネットの利用によるトラブルなどへの理解もできるようになります。何をしたらいけないのか、どうしていけないのか、一緒に考えることが大切です。
◇3.SOSを受け取れる環境を。
インターネットの利用により、トラブルが発生したときに子どもたちが気軽に相談できる雰囲気を作ることが必要です。普段から、プライバシーは尊重しつつも、「最近学校はどう?」「どんなSNS使ってるの?」など、日頃からコミュニケーションを取り、変化に気づき、また子どもたちがトラブルに直面したときに、すぐに相談できる関係性を築いておくことが大切です。
◇4.まとめ
近年のインターネット技術の進展はすさまじく、もはや、インターネットや情報端末を完全に隔離することは不可能です。そのため、これからのネット社会、スマホ時代に求められる大人の役割は、インターネットの利用に内在するリスクを正しく理解し、トラブルを回避する使い方を、子どもたちと一緒に学んでいくことです。
そして、もし困ったことが起きたら、決して一人でご家庭だけで抱え込まず、お気軽に学校や行政機関、私たちのような弁護士にもご相談ください。子どもたちを守るための大人の大切な責任です。主な相談先としては、次のとおりです。
1)大阪弁護士会 総合法律相談センター
【電話】6364-1248
2)日本司法支援センター
【電話】0570-078374
3)大阪府インターネット誹謗中傷・トラブル相談窓口「ネットハーモニー」
【電話】6760-4013
■人権週間[12月4日(木)〜10日(水)] つなぐ・ひろがる・支えあうまち よどがわ
~人権が尊重されるまちをめざして~
人権とは私たちが幸せに生きるための権利です。人種や民族、性別などの違いを超えて一人ひとりに備わった権利を守るため、人権問題について関心と正しい知識による理解を深めていくことがとても大切です。また、性のあり方は一人ひとり異なり、多様です。この機会に、私たち一人ひとりが人権の尊さ、命の大切さについて考え、すべての人の「人権が尊重されるまち」をみんなで築いていきましょう。
◇パネル展 「諸外国における男女共同参画とこれから」
期間:12月1日(月)〜11日(木)
場所:区役所1階 区民ギャラリー
※先着順で人権啓発グッズをプレゼントします!
