子育て [特集1]若者と家族が気軽に相談できる場所があります

若い世代の悩みは、進学・就職だけでなく、心や体の不調、家庭環境、人間関係、経済的な問題など多岐にわたります。また、どこに相談すればいいか分からず支援にたどり着けないケースや、誤情報に振り回されてしまうケースもあります。
若者支援総合相談窓口は、中学校卒業後の15歳からおおむね39歳までの人やその家族が、気になることや困りごとを気軽に相談できる場所です。

■若者支援総合相談窓口
所在地:服部西町4-13-1
青少年交流文化館いぶき3階
受付時間:火曜~土曜日 10時~18時30分
【電話】06-6866-3032

▽困りごとの例
子どもの気持ちが理解できているか不安
進路が決まらず心配
不登校気味 このままでいいのかな
友達関係がうまくいかない
高校、大学に行くのがしんどい
一人暮らしをしたいけど、何からすればいいの
SNSで登録したバイト もしかしたら詐欺かも

■解決の糸口を一緒に探しましょう
若者支援総合相談窓口では、これまでに1,000人を超える若者やその家族の相談に寄り添ってきました。相談件数は年々増えており、その背景には、さまざまな問題が複雑に絡み合っていることもあります。本人はもちろん、家族の不安や悩みにも向き合いながら、公認心理師や臨床心理士などの資格を持つ相談員が、一人一人の状況に合わせて、一緒に解決の糸口を探し、必要な支援につなげています。

▽本人への支援
「今の状況を変えたいけど何から始めればいいのか分からない」「こんなことで相談していいのかな」と思うことでも、まずは気軽にお話ししてみてください。私たちは、決まったプログラムに当てはめるのではなく、まずはその人の悩みや興味関心をじっくり聞きながら、一緒に「今できること」「必要なこと」を探していきます。
外出に不安がある人には、スタッフが同行して最初の一歩を応援します。料理やゲームなどを通じて、同世代の人と交流できる居場所も用意しています。また、就労支援などの専門的な窓口につなぐことも可能です。高校再入学や高卒認定資格の取得をめざす人には、学習サポートもしています。
一人一人のペースを大切にしながら、その人らしい選択やチャレンジを一緒になって支えていきます。
相談員 大橋さん

▽家族への支援
相談の約半数は家族から寄せられています。相談を通じて、まずは家族自身の不安を少しでも軽くできるよう心がけています。
相談の内容はさまざまで、まずは面談で課題を整理します。その上で、子どもへの声のかけ方や接し方についての具体的なアドバイスをしたり、同じ悩みをもつ親同士が交流できる親の会を案内するなど、それぞれの家庭に必要なサポートを行っています。また、学校からの依頼で出張相談に行ったり、家から出にくい場合は、こちらから出向き相談を受ける場合もあります。
相談員 三平さん

■高校生世代のための居場所の説明会や働きたい若者を応援するプログラムもあります。
□きほんのコミュニケーショントレーニング
□じぶん発見セミナー
□職業適性検査
□就職支援セミナー
□職場のコミュニケーショントレーニング
□人付き合いの困りごと相談室

■不登校に悩む保護者のための説明会
申込不要
日時:9月27日(土曜日)13時30分~15時30分
場所:青少年交流文化館いぶき3階
内容・テーマ:相談員が不登校傾向の子どもへの声掛けのポイントをお伝えするほか、不登校経験者の多様な進路を紹介します。

問合せ:くらし支援課
【電話】06-6858-6870