くらし 芥川コラム 素潜り、魚とり名人 カワウ

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芥川の堤防を散歩していると、水面近くを潜水している黒い生き物の姿が見えました。しばらくすると、黒い生き物がふわりと水面に現れました。シマドジョウをくわえたカワウです。
芥川の素潜り、魚とり名人のカワウは大型の鳥ですが、長く潜るときは1分以上、深さは10mにも及ぶことがあるそうです。普通の水鳥の羽毛は、断熱性を高めるため防水性が高いのですが、カワウの羽毛は水がしみ込みやすく、潜水に適しています。そのため、水に濡れたままでいると、体温を保つことが難しくなり、体も重くなって飛びにくくなるので、潜水後は羽を広げて乾かしていると言われています。
魚のとり方でカワウと対照的なのがコサギです。コサギは足先でガサガサしながら、動いた魚をくちばしでひと突きして捕まえます。どちらが効率的なのでしょうか。写真のコサギはカワウの漁の行方をじっと見ていました。
(芥川倶楽部)

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