健康 ヘルスケア 健康医療先進都市たかつき(1)

■少しずつ暑さに慣れて熱中症に強い体をつくろう
本格的な暑さを迎える前に体を暑さに慣れ(暑熱順化)させて、今年の夏を乗り切りましょう。
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◆誰にでも起こり得る熱中症
令和6年の市内の熱中症搬送者は304人で、高齢者の割合が多いものの、熱中症は誰にでも起こり得ます。日頃からこまめに水分・塩分を補給して、適切な食事や十分な睡眠で体調を整えましょう。
これから暑い日が続きますが、熱中症警戒アラートや暑さ指数などに気を配って暑さを避ける行動を心がけてください。

○令和6年 年齢区分別搬送人数(304人)の内訳

▼熱中症を防ぐためのポイント
(1)外出時には通気性の良い服装で、帽子や日傘を活用する
(2)保冷剤や冷たいタオルなどで体を冷やす
(3)のどが渇いていなくても、こまめに水分補給する
(4)エアコンなどで温度をこまめに調節する

◆夏前の今こそ暑さに体を慣れさせる
熱中症は、体温の調整がうまくできず、体内に熱がたまって体温が上昇し、発症します。そこで、本格的な暑さが到来するまでに、体を次第に暑さに慣れさせ、熱がたまりにくい状態にすることが大切です。暑熱順化が進むと、発汗量が増加して気化熱で体を冷ましやすくなるほか、皮膚血流量も増えて体の表面から熱を逃がしやすくなります。
夏を前にした今こそ、暑さに強い体づくりをする絶好のタイミングです。

○暑熱順化による体の変化
体温が上昇しやすい
⇓暑熱順化
体温が上昇しにくい

▼暑熱順化の効果
・皮膚の血流量が増え、放熱しやすくなる
・汗に含まれる塩分が減り、ナトリウムを失いにくくなる
・発汗が増え、気化熱で体が冷める

◆運動や入浴で暑さに慣れる
暑熱順化には個人差がありますが、数日から2週間程度かかります。暑くなる前から余裕を持って始めて、暑さに慣れましょう。活動中も水分や塩分を適宜補給して、熱中症などには十分注意してください。
※下記はあくまで目安です。体力や体調に合わせて無理なく取り組んでください

(1)活動時間(2)頻度
□ウオーキング・ジョギング
帰宅時にひと駅分歩く、外出時にできるだけ階段を使用する
目安:
(1)ウオーキングは30分/回、ジョギングは15分/回
(2)週5日程度

□サイクリング
通勤や買い物など、電車や車の代わりに取り入れてみる
目安:
(1)30分/回
(2)週3日程度

□筋トレ・ストレッチ
じんわり汗をかく程度の室温で行う
目安:
(1)30分/回
(2)週5~7日

□入浴
シャワーだけで済ませず、湯舟にお湯を張って入浴する
目安:
(1)高い温度なら少し短く、低い温度なら少し長く
(2)2日に1回程度

▼梅雨やお盆の時期は要注意
雨が続くと気温が下がり、暑熱順化した体が元に戻りがちに。梅雨明けの暑くなり始めるタイミングを見据え、2週間前くらいから体を慣らしましょう。
また、お盆休みで生活のパターンが変わるときも、暑熱順化が弱まったり、疲れで暑さに弱くなったりするので要注意です。

問合せ:保健予防課
【電話】661-9332

◆クーリングシェルターをご利用ください
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市では、熱中症から市民の命と健康を守るため、誰でも避難できる冷房設備が整った施設として公民館や市立図書館などをクーリングシェルターに指定しています。日常的に暑さをしのげる場所としても開放していますので、ご利用ください。
施設の詳細については市ホームページでご確認ください。

◆民間施設のクーリングシェルターを募集
(要)
市では、公共施設だけでなく、民間施設のクーリングシェルターを随時募集しています。熱中症予防の強化のため、ご協力をお願いします。詳細は市ホームページで確認いただき、環境政策課までご連絡ください。

問合せ:環境政策課
【電話】674-7486