くらし 市長コラム

■意欲ある若者に選ばれる職場をめざして
厚生労働省の発表によると、令和3年度の新卒者における3年以内離職率は高卒で38・4%、大卒で34・9%といずれも前年調査より増加しており、また、同省の若年者雇用実態調査(令和5年度)によると、「労働条件」に次いで「人間関係」が離職理由の上位となっています。
本市で令和2年度から令和4年度に採用した職員の入庁後3年以内の離職率は、13・3%とそれより低い数値ではあるものの、人材流出の抑制は大きな課題となっています。
本市職員を志望される方には、思い描く職員像と実際の仕事にミスマッチが生じないようにするため、庁舎見学会の開催、インターンシップの受け入れなど、仕事内容に直接触れていただく機会の創出に努めています。
次に、採用内定者には、先輩職員との懇談や市内公共施設の見学会を実施し、入庁までに職員との交流を持つことで新たな生活への不安解消を図っています。そして、入庁後には、新規採用職員に対して、職場指導員の配置や人事課面談の実施など、職員が気軽に相談できる機会を設けています。
今後は、採用パンフレットに動画による職務内容紹介が見られるリンクを掲載するとともに、インターンシップでは民間企業と進める実際の企画の体験を通じて、本市ならではの取組みの魅力を体感してもらい、積極的に人材確保を進めてまいります。
このページもその一環として、新規採用職員が現在の気持ちや将来なりたい職員像などを広報で宣言することで、職務に取り組む自覚を醸成し、市民の皆様からの期待に応えられる職員を目指すことを目的としています。
私も、25年前に旧建設省(現国土交通省)に入省した時の職員紹介冊子を今も大切に保存しており、折に触れて読み返すことで初心を忘れないようにしています。
市民の皆様には、これからの新規採用職員の成長、活躍をあたたかく見守っていただければと思います。

◎ホームページでは先輩職員からの職務内容紹介や志望理由を職種ごとに紹介しています

問合せ先:人事課
【電話】072-433-7324