- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府河内長野市
- 広報紙名 : 広報かわちながの 令和7年6月号
河内長野市の魅力を見つけて形にするため、令和5年6月に市役所の様々な部署からメンバーが集まりブランディングプロジェクトチームが発足しました。
これまでの活動内容や、職員全員で決定した6つの要素を基に生まれた本市のブランド理念(メッセージ)を市民のみなさんにも共感してもらえるよう、営業部シティプロモーション課が主体となって取り組んでまいります。
「かわらずなが~くふだんのしあわせ」
■意見収集から6要素の抽出
プロジェクトチームでは、河内長野の現状について理解を深めるため、市民のみなさんや市内事業者、職員の声を集めることから始めました。人口減少、少子高齢化などの課題がある中、多くの人から聞かれたのは、まちを想い、まちを愛する言葉でした。それらを分析し、河内長野らしさを表現する6つの要素を抽出しました。
6要素
安心 犯罪率の低さや強固な地盤
つながり 地域に根付く文化や人の優しさ
自然 豊かな自然、ゆとりある住環境
千年 高野詣の宿場や南北朝時代、古から続く暮らしの舞台
愛着 愛する町に住み続けたい
変化 時代に合わせた行政を提供
■どんな河内長野の未来を目指すのかブランドメッセージを決定
6つの要素を基に、市が目指す方向を具現化し、共有するためのブランド理念を込めたメッセージを作成しました。
このメッセージを職員全員が共有し、日々の業務で常に意識することで、同じ目標に進むことができます。そして市民のみなさんにも共感していただき、市が一体となることを目指しています。
他市と違う独自の価値を取り入れ、職員・市民のみなさんが共感できるものにしたいと考え、6つの要素をシンプルに表現し、メッセージは全職員の投票により決定しました。
その結果、古くから続く人々の暮らしを守り、未来へ繋ぐことに焦点を当てたメッセージ「かわらずなが〜くふだんのしあわせ」が選ばれました。
「かわらずながく」は河内のカワ、長野のナガにかけた表現で、河内長野しか使えない独自性のある言葉です。「ながーく」と伸ばしたのは、ふだんのしあわせを1000年先まで末永くつないでいく決意を表現しました。
「ふだんのしあわせ」は、河内長野市の「らしさ」である「自然」「穏やかな気風」「治安の良さ」「人の好さ」「歴史的な街並み」、それらすべてが安心感、ふだんのしあわせな暮らしにつながり、未来にわたって市民に幸せを提供できる町を目指すという想いを込めています。
このメッセージは「市民や市外の人々への約束」です。市民と職員が市に愛着を持って、ともにより良いまちづくりに取り組んでいきましょう。
■インタビュー 誰もが誇りと愛着を持てる河内長野に
プロジェクトチームメンバー尾﨑さん
プロジェクトチームに参加するまでは、自分が働くまちのことについて真剣に考えることが少なかったですが、メンバーで研究や議論を重ね、河内長野の良さを再発見するだけでなく、その魅力を庁内職員や関係者のみなさんにお伝えすることで、河内長野への愛着が確かなものになりました。
今後は、これまで育まれてきた河内長野のすばらしさを市内外へ発信していくために、まずは職員への啓発(インナーブランディング)に取り組んでいきます。職員それぞれがブランディング事業を「じぶんごと」として捉え、自らの言葉で河内長野の魅力を伝えることで、自然と「好き」の輪が広がっていき、誰もが誇りと愛着を持てるまちを目指します。
問合せ:シティプロモーション課