健康 【健康】子宮頸がん予防ワクチン(以下、HPVワクチン)の定期接種

■子宮頸がんとは
子宮の入り口にできるがんで、初期では自覚症状がほとんどないため、不正出血やおりものの異常などで気づいたときには、がんが進行している場合があります。
日本では、毎年、約1万人※の人が子宮頸がんになり、毎年、約3,000人※の人が亡くなっています。

◆HPVワクチンの定期接種
対象:小学校6年〜高校1年生相当の女子(在学の有無は問いません)
来年3月31日までは(1)(2)の両方に当てはまる人も対象
(1)平成9年4月2日~21年4月1日生まれの女性
(2)令和4年4月1日~7年3月31日にHPVワクチンを1回以上接種した女性
費用:無料
接種方法:実施医療機関に電話予約をし、健康保険証と親子(母子)健康手帳を持参
備考:合計3回の接種が完了するまで約6か月かかります

実施医療機関
※QRコードは、本紙P.12をご覧ください。

◆子宮頸がん検診
予防接種を受けてもすべてのHPV感染を予防できるわけではありません。早期発見、早期治療のために2年に1度の子宮頸がん検診を受けることが大切です。
今年度の対象者:和暦で奇数年生まれの、20歳以上の女性
受診方法:個別けん診(実施医療機関に電話予約)か集団けん診(電子申請など)

◆HPVワクチンの効果
子宮頸がんは多くの場合、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が原因と考えられています。性的接触により感染し、多くの女性が一生に一度は感染すると言われています。感染しても、ほとんどの人はウイルスが自然に消えますが、一部の人でがんになってしまうことがあります。
HPVワクチンは子宮頸がんの原因であるウイルスの感染予防に効果があると言われ、特に感染する前の若い年齢での接種が推奨されています。カナダ、オーストラリアなどでは女子の8割以上※がワクチンを受けています。

◆HPVワクチンのリスク
接種を受けた部分の痛みや腫れ、赤みなどの症状が起こることがあります。ワクチンが原因かわからないものも含めて接種後に重篤な症状として報告があったのは、1万人あたり約2~5人※です。

ワクチンの効果とリスクを十分に理解した上で、接種するかを判断しよう!

※厚生労働省発行リーフレット「小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ」より

問合:地域保健課
【電話】874・9500