文化 美の扉~和泉市久保惣記念美術館~

開館時間:午前10時~午後5時(最終入館は午後4時30分)※茶室は令和7年度から公開予定
休館日:月曜日
入館料:一般600円、高校・大学生400円、中学生以下無料
割引:団体(有料入館20人以上)、65歳以上(証明になるものを提示)、提携団体の会員証(会員含め5人まで)はいずれも2割引。各種障がい者手帳等提示の本人と介助者1人は無料

■美の扉を開こう!
◆特別陳列「浮世絵の黄金時代(ゴールデンエイジ)―蔦屋(つたや)重三郎(じゅうざぶろう)と写楽(しゃらく)・歌麿(うたまろ)―」
大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華之夢噺~」の主人公である蔦屋重三郎が、東洲斎写楽や喜多川歌麿とともに出版した浮世絵を中心に展示します。
期間:4月13日(日)~6月8日(日)

◇’25 UKIYOE EXPO in IZUMI
大阪・関西万博が行われる今年、美術館では、「’25 UKIYOE EXPO in IZUMI」と題し、一年を通して浮世絵をご覧いただく展覧会を行います。浮世絵が世界に知られるようになったのは、今からおよそ150年前の1867年に行われた第2回パリ万博のことでした。近くのものを極端に大きく描き、遠くのものを小さく描く遠近表現や、画面の上に向かって遠景を描いていく構図など、日本美術の特徴が西洋の人びとに目新しさを感じさせ、ジャポニスムの流行の一端となりました。目新しさというのは、流行を生み出す起爆剤となるものです。第2回パリ万博が行われるよりもおよそ100年前の江戸で、目新しさを感じさせる浮世絵を出版し大人気となったのが蔦屋重三郎です。
4月13日からの展覧会では、蔦屋重三郎が出版した東洲斎写楽や喜多川歌麿などの浮世絵版画をご覧いただけます。6月22日からは、大阪・関西万博の開催を記念し、江戸時代の大坂名所を楽しむとともに、明治時代に制作された物産図会で日本全国の名産をたどります。9月7日からは、浮世絵などの日本美術に影響をうけたジャポニスムの作品と、海外からの影響を受けて制作された南蛮美術、世界で行われた万国博覧会に出陳された美術品などをご覧いただきます。11月30日からは、大坂や京都など上方で制作された浮世絵を展示。令和8年2月8日からは、現代のポップカルチャーへと通じる浮世絵と、漫画家のしりあがり寿氏の浮世絵をモチーフとするポップアートなどを展示します。いずれの展覧会も浮世絵の魅力が楽しめる展覧会です。(本紙32ページにも掲載)

◇館長のコレを見て!
令和7年度の美術館情報を掲載した年間展示案内ができあがりました。年間通じて行われる’25 UKIYOE EXPO in IZUMIの展覧会日程に加え、メモやスタンプで展覧会の思い出を記録できるノート風のページもあります。こちらは美術館で配布中です。
この機会にお手にとってご覧ください。

■4月の美術館イベント

問合せ:美術館
【電話】54・0001
(〒594-1156、内田町三丁目6-12)