- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府藤井寺市
- 広報紙名 : 広報ふじいでら 令和7年10月号
■部落差別について正しく理解する
部落差別(同和問題)は、日本社会の歴史的発展の過程で形作られた身分差別により、日本国民の一部の人々が長い間、経済的、社会的、文化的に不利な状況を強いられ、日常生活で様々な差別を受けてきた我が国固有の人権問題です。
平成28年に部落差別解消推進法が施行され、差別の解消に向けた取り組みが進められています。しかし、現在もなお差別事象が発生しており、インターネット上では、特定の地域を同和地区とするような情報の摘示など、不当な差別を助長する悪質な事案が起こっています。
このような偏見や差別は、他者の人格や尊厳を傷つける行為であり、絶対に許されるものではありません。
インターネットは便利である一方で、根拠のない情報や誤った情報が拡散されやすいという特性があります。このため、一人ひとりが正しい知識と高い人権意識を持ち、情報を鵜呑みにせず慎重に内容を吟味するとともに、自らの発信や共有においても責任を持つことが求められます。
全ての人の人権が尊重される豊かな社会を築くためには、差別をしない、させないという意識を持つことが重要です。
▽10月は「大阪府部落差別事象に係る調査等の規制等に関する条例」啓発推進月間
大阪府では、部落差別事象の発生を防止し、基本的人権を守るため、部落差別事象を引き起こすおそれのある個人及び土地に関する事項の調査、報告等の行為を規制しています。
部落差別につながるおそれのある調査の依頼をやめ、差別のない明るい社会を築きましょう。
問合先:
・協働人権課人権推進担当(1階(4)番窓口)【電話】939・1059
・大阪府府民文化部人権局人権擁護課人権・同和企画グループ【電話】06・6210・9282