- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府東大阪市
- 広報紙名 : 東大阪市政だより 令和7年(2025年)6月号
■子宮頸がんとは
子宮頸がんは、子宮の出口である「子宮頸部」にできるがんで、初期には自覚症状が現れることなく進行していきます。日本では毎年、約1万人の女性がかかり、約3000人が亡くなっています。20歳代後半から増える傾向にあり、40歳代にピークを迎えます。
▽病気の原因
子宮頸がんのほとんどは、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因であることがわかっています。HPVは主に性交渉によって感染すると考えられています。
■予防するには
▽子宮頸がん検診
HPVワクチンを接種していても、定期的に子宮頸がん検診を受け、早期発見することが大切です。市では、子宮頸がん検診を実施しています。
対象:4月1日現在、20歳以上かつ偶数年齢の女性
※21歳以上の奇数年齢の方も、前年度受診していない場合は受診可。
検診間隔:2年に1回
検診実施場所:市委託医療機関
料金:800円
内容:問診、視診、頸部細胞診、内診
※必要と判断された方は体部細胞診(500円)も実施。4月1日現在20歳の方には自己負担金が無料になるクーポン券を6月末に送付します。
▽HPVワクチン接種
子宮頸がんの原因となるHPVの感染を防ぐHPVワクチンの接種を公費で受けることができます。
対象:小学校6年生~高校1年生相当の女性
※令和4年4月1日~令和7年3月31日の間に少なくとも1回以上接種をした、平成9年4月2日~平成21年4月1日の間に生まれた女性は来年3月31日まで残りの回数を公費で受けることができます。
持ち物:母子健康手帳、本人確認書類、すこやか番号のわかるもの
※予診票は、市内委託医療機関に備え付けています。
接種方法:市内の予防接種委託医療機関へ直接予約
ワクチンの種類:2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)
※一定の間隔をあけて、同じワクチンを合計2回または3回接種します(ワクチンの種類や年齢によって接種のタイミングや回数が異なります)。接種開始から完了まで約半年かかります。接種を希望する高校1年生相当の女性は、9月中旬までに1回目の接種を済ませましょう。
▽HPVワクチンの効果
サーバリックスおよびガーダシルは子宮頸がんの原因の50パーセント~70パーセントを、シルガード9は80パーセント~90パーセントを防ぐことができます。HPVワクチンの有効性や安全性について充分理解し、接種を希望する対象年齢の方は、市委託医療機関に予約のうえ受診してください。
問合せ先:
・子宮頸がん検診について…健康づくり課
・HPVワクチンについて…感染症対策課【電話】072-960-3805【FAX】072-960-3809