くらし ミサキの先へ vol.13

岬町地域おこし協力隊mossan(もっさん)が岬町で輝く人物や場所に出向いてインタビューさせてもらうページです。

■岬町を拠点に活動するキッズブレイクダンスチーム『MISAKI BREAKERS』
コーチ・Takahiro(神田貴弘)さん
代表・YUKARI(神田有香里)さん
岬町から世界を目指す!パッション溢れるブレイクダンスチーム

─Takahiroさん(以下Tと表記)とYUKARIさん(以下Yと表記)はご夫婦でチームを運営されているのですね
T「はい、僕たち元々は和歌山に住んでいたのですが、6年前に岬町に引っ越して来ました」
─岬町に引っ越してきたきっかけは?
Y「この町を自分たちの目で見た時に、自然が豊かで子育てしやすそうな場所だという印象が強く残りここに移住することを決めました」
─岬町で子ども達にブレイクダンスを教えようと思ったきっかけは?
Y「私はヨガトレーナーをしていまして、岬町に引っ越して来た際、自宅にスタジオを作ったんです」
T「僕がブレイクダンス経験者だったので、せっかくスタジオがあるならそこで子どもたちに何か教えたいなと思ったんです。最初は近所の子どもを対象にバク転教室を開催していました」
─バク転教室!?
T「今まで約300人に教えてきました」
─すごい数!バク転教室がどうやって今のブレイクダンスチームに変化していったのですか?
T「ブレイクダンスってアクロバティックな動きが多いので、最初は子ども達に教えるのが危ないと思っていたんです。だけど、バク転教室をしているうちに段階的で安全な教え方が身につき、キッズコーディネーショントレーナー(子どもの運動能力向上を目的としたプログラムを提供する専門家)の資格も取得しまして、本格的にブレイクの魅力を伝えたいと思い2023年4月から岬町では初のブレイクダンスチームとしての活動を開始しました」
─それほどまでに熱くなれるブレイクダンスの魅力ってなんでしょうか?
T「パーフェクトなところですね」
─パーフェクト!?
T「幼少期に身につけておきたい、筋力やバランス感覚、リズム感など多様な運動能力が鍛えられ、創造力や表現力などの考える力も育まれます。さらに自分らしさといった個性まで磨かれ、仲間と高め合うコミュニケーション力も高まります。ブレイクダンスにはたくさんの要素が詰まっているんです」
─確かにパーフェクト!ブレイクダンスを教えるうえで大切にしていることはありますか?
Y「私はあえて正解を伝えないようにしています。そうすると子ども達が自分で考える大切さを知り、トライandエラーを繰り返して成長してくれるんです」
─自分で考えるって大切ですもんね。ダンスを教えていて嬉しい瞬間はどんな時ですか?
Y「私は大会が終わったあとに子供達が喜んだり、悔しがっている姿を見るとそれだけ本気で取り組んでくれているんだなと嬉しくなります。チームの仲間たちと感情を共有している姿も印象的です」
T「僕は、昨年末に和歌山で大会があったのですが開催地が自分がよくダンス練習をしていた場所だったんですよ。自分がダンスを踊っていた場所でチームの子どもたちが躍動している姿を見ていると何だか感極まって泣きそうになりました」
Y「泣きそうじゃなくて泣いてましたけど(笑)」
─泣いてたことバラされちゃいましたね(笑)これからMISAKI BREAKERSが目指していくものは何でしょうか?
T「大会で周りから意識されるようなもっと強いチームになること、そして世界でも活躍できるダンサーを岬町から育てることです。岬町をレペゼン(代表、象徴)するダンスチームを本気で目指しています!」
─レペゼン岬町かっこいいですね!MISAKI BREAKERSなら可能だと思います!本日はインタビューありがとうございました!
T「こちらこそ!体験なども受け付けていますのでご興味のある方は是非インスタのDMまでご連絡ください!【インスタアカウント→GOUKIDS★体操教室】」

●インタビューを終えて…
インタビュー終わりに子どもたちが目の前でブレイクダンスを披露してくれたのですが本当にレベルが高く、小学校低学年の子でもアクロバティックな技をバシバシ決めてくれました。
特に印象に残っているのはチームの子どもたち一人一人が自分のダンスをもっと見てほしい!といった積極性に溢れた姿だったことです。
僕もその興奮に当てられダンスに飛び入り参加しようと考え、勢いよく1歩踏み出したその瞬間に足のスジに強烈な違和感を覚え断念しました。これがいわゆるハートブレイクダンスですか。やかましいわ。

問合せ:まちづくり交流館(多奈川谷川3400-6 多奈川駅徒歩1分)
【電話】080-4012-5482(まちづくり交流館直通)【E-mail】[email protected]