くらし 消費生活だより第57号

■〇〇ペイでの返金トラブルに注意!
スマートフォンの普及により、近年、二次元コードやバーコードを通じてスマホ決済を利用する人が増加しています。一方で、「通信販売サイトの返金手続きを装い、コード決済サービスを利用して返金手続きを行ったところ、いつの間にか送金してしまった。」という消費者トラブルが、全国の消費生活センターに報告されています。
そこで、第57号では「〇〇ペイでの返金詐欺」について考えてみましょう。

【相談事例】
通販サイトで商品を購入し、電子マネーで支払った。
後日、事業者から「在庫がないので返金する。返金手続きのために事業者のLINEアカウントを友だち登録するように。」との連絡があったので友
だち登録した。その後、事業者から「〇〇ペイで返金する。」と言われLINEに送られてきた二次元コードを読み取り、返金コードに事業者から指示された数字を入力したところ、入力した数字の金額を事業者に振り込んでいることが後から分かった。返金してほしい…。

◆ワンポイントアドバイス
《よく知らない相手に対して、安易にスマートフォンの画面共有は許可しない、相手の指示に従って操作しないことが大切です。》
コード決済アプリは、買い物での支払いのほか、アカウント同士で残高を送ったり、受け取ったりすることができます。トラブルに遭った人の中には、自分がお金を支払っているという認識がないまま操作をしている場合もあります。
コード決済アプリの利用方法については日ごろからよく注意するようにしましょう。

◎相談事例のような消費者自身が操作をしているケースでは、コード決済事業者の補償を受けることが難しいのが現状です。
また、次のような二次元コード詐欺も報告されているので、注意しましょう。
・正規の二次元コードの上に偽の二次元コードを貼り付けている
・二次元コードをフィッシングメールに添付している
・偽のダイレクトメールや広告などに二次元コードを載せている
・正規の二次元コードのリンク先を偽サイトに置き換えている
トラブルに遭わないために、添付された二次元コードは、安易に読み込まないようにしましょう。

■消費者力をUPしよう
大阪府警のホームページによると、令和7年2月末時点、大阪府内における還付金詐欺の被害額が2億円を超えたことが報告されています。
そこで、2月14日(金)に、消費生活のイメージキャラクターであるダマサグリーン(得意分野:悪質商法)とダマサレタブルー(得意分野:クーリングオフ)が、町内にあるATM前で還付金詐欺に関する手口や対策の説明、啓発品を配布し、ATM利用者の皆さんに注意喚起を実施しました。
「そんな電話家にもかかってくるよ~。」「そんなに被害額があるの‼」など、皆さんから貴重な情報を頂きました。

◆被害にあわないために…
★ATMで還付金を受け取ることはできません!!
★電話で「お金」の話が出たら、要注意!!
★個人情報は安易に答えない!!

問い合わせ:農林商工観光課商工観光係
【相談窓口】富田林市消費生活センター
【電話】25-1000
富田林市役所2階
※午前9時~正午、午後1時~4時