- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府河南町
- 広報紙名 : 広報かなん 令和7年10月号
町にどのくらいの収入があり、どのように使われたのか、令和6年度の決算概要と財政状況を報告します。
■一般会計
歳入:71億1,365万円
歳出:69億8,220万円
差引:1億3,145万円
◆歳入科目の説明

地方交付税:全自治体が同じ水準で事務を行えるよう、国税の一定割合が配分されるもの
町税:町民税、固定資産税、軽自動車税、町たばこ税、入湯税
国庫支出金:事業を行うための国からの負担金や補助金など
使用料ほか:こども園の保育料や繰越金、ふるさと寄附金など
各種交付金ほか:国税の一部を譲与する地方譲与税、都道府県税の一部を交付する地方消費税
交付金など:府支出金事業を行うための府からの負担金や補助金など
町債:町が事業資金として複数年度にわたり借り入れするもの
◆歳出科目の説明

民生費:社会福祉増進のための経費
総務費:全般的な管理事務、徴税、戸籍、選挙などの経費
教育費:小中学校、社会教育のための経費
公債費:借金の元金と利息の返済に係る経費
衛生費:保健や公衆衛生のための経費
土木費:道路橋梁、都市計画、公園整備などの経費
消防費:消防や救急、防災対策の経費
農林水産業費:農林業振興、土地改良などの経費
議会費:町議会の活動・運営の経費
商工費・災害復旧費・労働費:商工業・観光振興の経費
■決算報告
◆お金の主な使い道
〇安全・安心に住めるまち
大阪府急傾斜地崩壊防止工事の負担金:1,385万円
自転車用ヘルメットの購入補助:2万円
準用河川天満川の改修:1,106万円
防災備蓄倉庫の改修:3,700万円
大阪南消防組合の負担金:2億6,018万円
〇子育てと教育のまち
かなん医療U-22の助成:967万円
第2子以降の保育料無償:1,853万円
児童手当等の給付:2億1,660万円
0・1歳児に各5万円給付:516万円
小学校体育館の空調整備(実施設計):496万円
GIGAスクール構想:719万円
学校給食費の無償化:5,311万円
2025年万博子ども招待:1万円
〇みんなが生涯活躍できるまち
総合体育館芝生広場の遊具更新:121万円
集会所の改修:1,616万円
重層的支援体制の整備:245万円
がん患者のサポート:16万円
〇快適で賑わいのあるまち
地域公共交通確保維持
(広域協議会負担金):8,015万円
(補完運行):1億1,599万円
かなんふるさと商品発見・発信:1,215万円
三世代同居・近居支援:987万円
かなん公共交通活性化:3,474万円
地域通貨の推進:5,349万円
観光プロモーション強化:360万円
路面下空洞調査:196万円
平石地区公衆便所の設置:332万円
〇自然と歴史に囲まれたまち
クリーンキャンペーン:78万円
太陽光発電システムの設置補助:142万円
電気自動車等充電設備の補助:10万円
かなん桜まつりの実施:100万円
〇一歩先を行くまち
番号発券機・セミセルフレジの導入:1,293万円
スマート窓口システム:1,198万円
自治体情報システムの標準化:8,628万円
デジタル田園都市の推進:6,254万円
◆財政指標
〇経常収支比率:95.4%
町税や地方交付税など毎年決まって入ってくる収入が、人件費や公債費など毎年支払う義務のある経費に充てられた割合。
令和6年度は人件費や扶助費などの経費が増加したことにより指標が悪化し、財政が硬直化してるといえます。
《経常収支比率の推移》

〇健全化判断比率基準クリア
・一般会計の赤字割合…赤字なし
・全会計の赤字割合…赤字なし
・負担見込みの負債割合…負債なし
・借入金の返済割合…7.4%(基準35%以下)
〇基金:35億2,894万円
目的を決めて積み立てる貯金。(土地開発公社への貸付金含む)
〈内訳〉
現金残高:34億1,998万円(前年度比△3,063万円)
貸付金:1億896万円
〇町債:75億6,427万円
事業資金を複数年度にわたり借り入れる町の借金。
〈内訳〉
一般会計:48億2,923万円(前年度比△4億8,706万円)
下水道事業会計:27億3,504万円(前年度比△7,145万円)
《基金・町債残高の推移》

■全会計

◎今後も住民の皆さんが安心して暮らせるよう、健全な財政運営に努めます。
問い合わせ:人事財政課財政係
