- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県姫路市
- 広報紙名 : 広報ひめじ 2026年1月号
地中に眠っていた出土品を調べ、未来につなぐ埋蔵文化財センター。そんなセンターの魅力を、職員お薦めの収蔵品とともにご紹介します(紹介する収蔵品は、常に展示しているものではありません)。
■実はスゴイ!きらめく宮山古墳
四郷町にある宮山古墳は、5世紀前半に作られた、直径約30メートルの円墳。宮山古墳の出土品は、センターの収蔵品の中で唯一、国の重要文化財に指定されています。朝鮮半島とのつながりも感じられる、イチオシの宝物です。
(1)金や銀で装飾された環頭大刀。環(わ)の中央にあるつぼみのような装飾は、国内外でほかに例がありません。職人技が光る逸品!
(2)金で作られたビーズが32個見つかりました。一つの古墳から出土した数としては国内最多です
(3)金で作られた耳飾り。繊細な細工に目を奪われます
■フォルムがかわいい♡ CUTE♥
姫路城城下町での発掘調査で出土した、戦国時代ごろの犬形土製品。大きさは4センチほどで、安産や子孫繁栄を願うお守りなどとして使われたと考えられています。つぶらな瞳とカールしたしっぽがかわいいですね。
■猫ふんじゃった?
見野古墳群から出土した、古墳時代の終わりごろ(6世紀末~7世紀初め)の須恵器(※)。焼く前の柔らかい粘土の上を、猫と思われる小動物が歩いて足跡を付けたと考えられます。須恵器を作る職人が猫を飼っていたのでしょうか?
足跡がはっきり残っているものは珍しく、全国の博物館から貸し出し依頼が殺到する人気者です。
※…古墳時代に朝鮮半島から伝わった、青灰色の硬い土器
■埋蔵文化財って面白い!
姫路には、先人の守ってきた魅力的な遺跡がたくさんあります。私が感じている埋蔵文化財の面白さを、展覧会などを通して皆さんにもお伝えしたいです。ぜひ当館へお越しください!
埋蔵文化財センター 山下大輝
四郷町坂元にある埋蔵文化財センター。すぐ隣には宮山古墳があります。イベント情報など、詳しくは本誌24ページで
問合せ:埋蔵文化財センター
【電話】252-3950
