くらし もっと! あまらぶ File48

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■旧尼崎紡績本社事務所(前ユニチカ記念館)
今月は、ゼロカーボンベースボールパークが完成して盛り上がる大物エリアにある旧尼崎紡績本社事務所(前ユニチカ記念館)を紹介します。

▽市内に現存する最古の洋式建築
明治22(1889)年設立の尼崎紡績会社は、本市にとって初めての大工場を建設し、同社の設立は本市が工業都市として発展するきっかけになりました。本社工場内に明治33(1900)年に建設された同事務所は市内に現存する最古の洋式建築で、兵庫県や経済産業省からも歴史的建造物として認定されています。令和5(2023)年に本市が所有することとなり、市民の皆さんと共有する歴史遺産として、保存と活用を進めています。

▽建物内部の公開イベントも
同事務所はフェンスで囲まれており、建物の内部は通常非公開ですが、歴史的な建築物として高い人気を誇ります。
昨年6月、同事務所の中庭で建物を描くスケッチ講座を中央地域課主催で開催し、たくさんの参加者が思い思いの場所から同事務所を描きました。当日は歴史博物館学芸員の解説や建物内部の見学もあり、参加者からは「内部を初めて見て、尼崎市の誇りと感じた」「歴史上の有名な建物に出会えてよかった」などの感想を頂きました。
今後も建物内部を公開するイベントを開催予定ですので、お楽しみに♪

▽4月から敷地の一般開放がスタート!
「フェンス越しには見られるけれど、同事務所をもっと近くで見たい!」という皆さん。実は4月から、同事務所の敷地を一般開放します!
同事務所を保存するだけでなく、市民の皆さんの憩いの場にもなるようにとベンチを設置したりバラを植えたりといった整備も進める中で、同事務所をもっと身近に感じてほしいという思いで始める一般開放。れんが造りの外壁や連続するアーチ窓など、同事務所を間近で見ることができます。
ゼロカーボンベースボールパークと合わせて、ぜひ同事務所に足を運んでみませんか。開放時間は、午前10時〜午後4時30分(荒天の場合・年末年始を除く)です。

■あまらぶクイズ
尼崎紡績会社の設立は、尼崎市が何都市として発展するきっかけになったでしょう。
(1)環境都市
(2)ゼロカーボンベースボール都市
(3)工業都市

答え:(3)工業都市