- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県豊岡市
- 広報紙名 : 広報とよおか 2025年5月号
都市部から地方への移住を促進する国の制度「地域おこし協力隊」。個性溢れる隊員自らが活動を紹介するシリーズ!
◆vol.48 豊岡の自然と文化を未来へつなぐ
桐島 杏莉(きりしま あんり)
広島県福山市出身。2019年に兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科に入学。卒業後は一度豊岡市外で就職したものの2024年5月に地域おこし協力隊として再移住。
◇ただいま豊岡
私は2019年から2年間、県立コウノトリの郷公園の中にある兵庫県立大学大学院に通っていました。卒業後は豊岡を離れたのですが、豊岡での生活が忘れられないでいました。そんな中で、地域おこし協力隊の募集を見つけ応募しました。豊岡に戻り、大学院の頃に関わっていた方たちから「おかえり」と言ってもらえたときは、温かい気持ちになりました。
◇生き物いっぱいの日々
私は小さい時から生き物が好きで、勉強でも仕事でもとにかく生き物に関わりたいと思っていました。そのため、大学院では豊岡市内の野生メダカの研究を、大学院卒業後はビオトープの維持管理に関わる仕事をしていました。協力隊になった今の活動は「豊岡の自然を知り、発信すること」です。市立コウノトリ文化館を拠点として、実際に野外に出て地域の生き物を調べたり、観察会で自然の不思議や面白さを伝えたりしています。
また、弱った自然を保全・回復させる活動を行う一方で、自然と共生するくらしや観光の提案に向けた活動もしています。ありがたいことに今も昔も生き物に囲まれる日々を送っています。
◇アートで生き物
大学院の頃から生き物のイラストを描いていて、イラストを使った発信も行っています。生き物グッズを販売するイベントに出展することもあります。文化館では、コウノトリが暮らす豊岡の豊かな四季の塗り絵を作成しました。中には2時間かけて塗るお子さんもいて、一生懸命塗ってもらえることがとても嬉しく思いました。現在、最新作の春の塗り絵が設置されています。ぜひコウノトリ文化館に遊びに来てください。
問合せ:地域づくり課
【電話】21-9096