くらし この人キラリ No.20

■努力は場所を選ばない 地元で磨いたプロの技
◇ダーツプレイヤー 八木祐哉(やぎゆうや)さん
出石町出身豊岡市内在住。24歳の時、豊岡にダーツバーができたことを知り、遊びに行ったことがきっかけでダーツを始める。会社員として働く傍ら、大会に出場して経験を積み、2015年に32歳でプロ資格を取得。ダーツの年間大会「2024PERFECT(パーフェクト)ツアー」で近畿エリアランキング1位、年間総合ランキング12位の成績を収める。
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遊ぶ場所がない。若い時に感じていた豊岡の印象です。豊岡にできたダーツバーでダーツに初めて触れました。家庭用ダーツも購入して毎日練習するほど熱中し、気付けばプロの腕前になりました。
実は、ダーツのプロ選手はみんな都心部に移られます。競技人口が多い方が練習の質が上がり、交流も盛んになるからです。しかし、私は「田舎の人間でも結果を残せるんだぞ」というのを見せたくて、今でも豊岡で練習を重ねています。
ダーツといえば、お酒を飲みながら行う遊びをイメージする方が多いと思います。実際は、部活動として行っている地域もあるほど、ダーツは健全なスポーツです。都会では若年層にダーツが普及している様子を見て「豊岡の子どもたちにもダーツを体験してもらいたい」という思いが芽生え、誰でも利用できる「ダーツスペース」を立ち上げました。豊岡に子どもたちの楽しめる場が増える一助になれば嬉しいです。プロの技を披露するので見に来てください。