くらし クローズアップ豊岡(11)ー多様な人々と共に生きようー

■多様性を受け入れ、支え合うまちに
外国人市民が増えています。このまちの一員として共に暮らし、地域を活性化していく市民としてお互いの理解を深めるため、外国人市民の皆さんの豊岡での暮らしなどをシリーズで紹介しています。

◇vol18 ポンピサヌー ナッタカーンさん〔メイさん(※)・タイ出身〕
私はタイの北部、チェンライ県の出身です。
チェンライ県は自然風景が美しく、また、真っ白で斬新なデザインのお寺「ワット・ロンクン」が人気です。ココナッツミルク入りのカレー麺「カオソーイ」も有名です。
私は5年前に獣医として来日しました。今は豊岡の牧場で乳牛の世話をしています。乳牛は、体は大きいですが目がとてもかわいくて繊細な生き物です。朝と晩に牛舎を掃除し、餌をやって、搾乳をします。これを毎日繰り返しています。
そして、私にはこのような基本の作業の他に、メインの仕事もあります。牛をしっかり観察することで調子の悪い牛を早く見つけたり、分娩(ぶんべん)予定を予測したり、治療中の牛の世話をします。
通常の治療が無理と判断した時は地元の獣医さんに診てもらいます。
さまざまなケースがあり、大変な仕事ですがとてもやりがいを感じています。
皆さん機会があれば、一度かわいい牛達に会いに来てください。待っています。

(インタビュー:(一社)豊岡市国際交流協会)

※「メイ」はニックネーム。タイでは本名を使うことは少なく、日常生活では「チューレン」と呼ばれるニックネームを使うことが基本です。

問合せ:多様性推進・ジェンダーギャップ対策課
【電話】23-0341