- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県加古川市
- 広報紙名 : 広報かこがわ 令和7年10月号
※この記事に関連したSDGs項目は4番です。
一人で悩まないで。周りには、子育てを応援してくれる人がたくさんいます。
■さまざまなボランティアが子育てをサポート
市内には、学生から高齢者まで幅広い世代で子育てに関するボランティア活動をしている人たちがいます。「自分の子育てが一段落した」「地域貢献がしたい」「こどもが大好き」など参加の理由はさまざまですが「子育てを応援したい」という思いはみんな同じです。こどもの一時預かりや見守りをはじめ、一緒に遊んだり、絵本を読んだり、時には保護者の相談に乗ったりするなど、いろいろな活動で子育てをサポートしています。
◆さまざまな年代が
◇シニアが見守りママ・パパを応援
60〜80歳代のボランティアが活動。手遊びや季節の行事などで、遊びに来た親子を温かく迎えます。親も悩みを相談でき、ほっと一息つける場所です。
シニアオープンルーム くわしくはこちら(※本紙参照)
◇学生たちが託児やイベントで子育てを応援
高校・大学生ボランティアが、託児やイベントの企画・開催を通して子育てをサポートしています。
◆さまざまな場所で
◇地域の公民館で子育てひろばを開催
民生委員・児童委員が中心となって開催。地域ごとの特色ある遊びで、親子のふれあいや保護者の交流の場を提供しています。
子育てひろば くわしくはこちら(※本紙参照)
◇図書館で読み聞かせ
市内の図書館でわらべ歌や手遊びを交えた読み聞かせイベントを定期的に開催。親子で絵本を楽しむ時間をサポートします。
◆さまざまな方法で
◇イベント時の託児支援
親子参加のイベントではきょうだいを預かり、一人の子と向き合う時間をサポートします。また、ママ・パパが講演会などに集中できるよう、こどもを預かります。
◇折り紙・手作りおもちゃを制作
編みぐるみやおもちゃなどを作ってイベント時の記念品にしたり、折り紙で作った季節ごとのモチーフで子育てプラザの壁面を彩ったりしています。
■まかせて!子育てボランティアさん
◇シニアオープンルームおひさまクラブ 藤井 とし子さん
60〜80歳代の6人が活動。手作りのおもちゃや季節ごとの行事で親子を迎えている。
親子を笑顔で温かく迎えたい
子育てのボランティア講座に参加した仲間とグループを立ち上げました。ままごと道具や季節ごとのフォトスポットなどを手作りし、親子が毎回楽しく過ごせるようアイデアを出し合っています。こどもたちを見守るのはもちろんですが、保護者と話すことも多いんですよ。あるイベントで、緊張気味のお母さんに話しかけ、帰り際に「また遊びに来てね!」と伝えると定期的に参加してくれるようになりました。そこから少しずつ笑顔が増えていったように感じました。私たちはシニアならでの経験を生かして、子育てをする皆さんをゆったり温かく支えていきたいです。
◇わくわく子育てカレッジ 植田 深月さん
大学1年生。託児体験やイベント企画・運営の手伝いなどで子育てボランティアに携わる。
出来ることで子育てを応援したい
将来は幼稚園の先生になりたいこともあり、子育て事情を学べ、こどもとふれあう機会もある「わくわく子育てカレッジ」に参加しました。イベントでは、表情豊かな子、元気いっぱいの子、不安で泣きだしてしまう子など、多くのこどもたちとふれあいました。「子育てって大変だな」と実感しながら、一人一人の性格に合わせて遊び方や接し方を工夫しました。イベント後は保護者から「こどもと遊んでくれてありがとう」「普段と違う表情が見られた」などと言ってもらえ、力になれたとうれしくなりました。これからも、私たちができることで子育てをする人の手伝いができればと思います。
◆ボランティアさんに助けられています ママ・パパの声
◇子育てを応援してくれる心強い味方
次女が生まれてハイハイをし始めたころ、長女と3人でイベントに参加するとボランティアさんがすぐに来て、次女を抱っこしてくれました。そしてそのままイベントが終わるまでお世話をしてくれたんです。こんなにずっと見ていてくれるの?と驚いたのと同時にうれしくなりました。実はその時はボランティアさんだとは知らず、身近なところで支えてもらっていることに後から気付きました。イベント時は長女にしっかり向き合えますし、次女がボランティアさんに抱っこをされて話しかけてもらっている姿を見ていると、次女にも愛情が注がれていると温かい気持ちになりました。
子育てイベント参加者 安藤さん
・「娘があまり食べてくれなくて…」と相談した時「そんな時期もあるから大丈夫よ」とボランティアさんに言ってもらえ安心しました。
・こどもの名前や顔を覚えていてくれるのがうれしいです。お出かけをこどもが渋っている時も「ボランティアさんが待っているよ」と伝えると喜んで出かけます。
・ボランティアの皆さんは、こどもにも私にもどんどん話しかけてくれます。人との付き合いが希薄になってきている中、とても心地良いんです。
・ボランティアさんに会うたびにこどもの成長を喜んでもらったり、私の話を聞いてもらったりしています。地域に頼れる親戚がいるような安心感が広がります。
■Information
◆困った時は
◇子育て世代包括支援センター
保健師や助産師に妊娠・出産・育児の相談ができます。
くわしくはこちら(※本紙参照)
◇加古川駅南子育てプラザ・東加古川子育てプラザ
就学前の子育て中の親子が気軽に利用・交流できる場。
相談もできます くわしくはこちら(※本紙参照)
◆行ってみよう!
◇かこてらすハロウィンフェスタ
ゲーム、制作、お楽しみステージなど。さまざまなボランティアが手伝います。
日時:10月26日(日)午前10時〜午後1時
問い合わせ:東加古川子育てプラザ
【電話】441-0500
◆ボランティアをしたい人へ
◇かこがわ子育て応援団〜ちょこボラ〜
子育てやボランティアについて学んだ後、子育て支援を始められます。
10月1日(水)募集開始
くわしくはこちら(※本紙参照)
◇わくわく子育てカレッジ
高校・大学生が講座や親子との交流を通じて子育てを学びます。
いつからでも参加できます
くわしくはこちら(※本紙参照)
問い合わせ:こども政策課
【電話】427-9397
