くらし 〔消費生活相談〕あいまいな返事や態度はやめましょう

■相談事例
▽電話で不動産の購入を勧められたので「けっこうです」と言って電話を切った。後ほど事業者が契約書を持って来て「けっこうです、とOKしたじゃないか」と詰め寄られ契約させられた。

▽先輩から副業を勧められ、まず90万円のセミナー受講が必要と言われた。「お金がありません」と断ったが、「消費者金融から借りればいい、すぐに稼いで返却できる」と言われ仕方なく契約した。

▽不要な衣類を買い取る業者を家に入れたが、「貴金属はないか」と言って帰ってくれない。仕方なく母の形見の指輪を見せると1,000円を置いて帰ってしまった。

■アドバイス
事業者の勧誘に対して「あいまいな返事や態度」をすると、事業者にいいように言いくるめられて、金銭的な被害を受けることがあります。

▽「けっこうです」という言葉は、否定にも肯定にも解釈できます。また「お金がありません」と言うと「借りることができますよ」など、さらに畳みかけられるきっかけになるので注意しましょう。

▽断るときには、「いりません」「契約はしません」と、きっぱりと簡潔に答えましょう。

▽事業者が居座る時には、はっきりと「帰ってください」と言いましょう。帰らなければ、ちゅうちょせずに警察(110番)に電話しましょう。

■契約や商品に関するトラブルや多重債務に関することは消費生活相談へ
日時:月・火・木・金曜(第2木曜と祝日を除く) 午前9時~正午、午後0時45分~4時
場所:市役所 2階消費生活センター
(窓口で相談する場合は事前に電話で問い合わせてください。電話でも相談できます)

問合せ:(市)生活安全課