健康 〔お知らせコーナーInformation〕意外と知らない歯の話

噛むかむカミング健康づくり

■口内炎について
◇口内炎の治療
口内炎は、口唇や歯肉、頬、舌などの粘膜にできる炎症で、多くの人にとって身近な口腔粘膜疾患です。何科に行けばいいのかと迷うことがあるかもしれませんが、歯科で診てもらうことができます。歯科では、軟こうを塗ったり、痛みが強い場合は、抗生物質や痛み止めを処方したりします。詰め物やかぶせ物が当たっていることが原因の場合は、それを削るなどの処置を行います。また、入れ歯や矯正装置が原因となることもあり、適切な調整をすることで症状が改善されることがあります。
口内炎の原因はさまざまで、ストレスや寝不足、ビタミン不足、細菌感染などが主な要因です。しかし、時には口腔がんなどの深刻な病気が隠れている場合もあります。そのため、治りにくい口内炎については、必要に応じて口腔外科へ紹介し、精密検査を行うこともあります。また、多発性や難治性の口内炎は、風邪やインフルエンザ、胃腸の病気、薬のアレルギー反応など全身的な疾患が関与していることもあるため、内科受診を勧めることもあります。

◇気になることがあれば早めの受診を
「疲れが原因の口内炎だから大丈夫」と放置していたら、実は重い病気が潜んでいたというケースもあります。通常、口内炎は1~2週間で自然に治るといわれていますが、長引く場合は注意が必要です。
(市歯科医師会)

問合せ:川西市歯科医師会ホームページ
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