健康 【PART2】三田市民病院のNOW(イマ)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県三田市
- 広報紙名 : 広報さんだ 令和7年11月1日号
三田市民病院は、来年度から「三田市民・済生会病院」として、済生会兵庫県病院による指定管理者制度に移行します。新統合病院の開院までの間について、指定管理者制度移行後も引き続き、市民の皆様に安全・安心で良質な医療サービスを提供できるよう日々取り組んでいるところです。今号は「医療体制の充実」についてご紹介します。
(1)がん総合診療センターの開設
今年度から「がん総合診療センター」を設立し、がんに対して複数の治療方法を組み合わせ、治療効果を高める集学的治療を実施するなど、多様化する要望への対応を図っています。
(2)総合支援センターの再編
総合支援センターとは、患者さんが住み慣れた地域で安心して生活ができるように、医療機関同士が連携し、切れ目のない医療を提供するための部門です。今後増えていく高齢患者さんへの対応として、入院前から退院後までの診療の流れをスムーズにする支援体制を強化しています。
■再編のポイント
01)ベッドコントロール部門の新設
空床管理を一元化し、入院日や退院日の調整を行い、急性期治療とスムーズな退院・転院を実現しました。
02)逆紹介の推進症状が落ち着いた患者さんを地域のかかりつけ医と迅速に情報共有し、身近な医療機関で診療を進められるようにしています。
(3)内視鏡センターの充実
近年、内視鏡技術の進歩による診断精度が向上することで、微小ながんの発見が可能となり、体への負担が少ない内視鏡治療が標準化してきました。当院でも今年度から、AI内視鏡を導入しました。
■AI内視鏡の強み
01)大腸カメラ検査の見落とし防止や腫瘍発見速度が飛躍的に向上しました。
02)大腸カメラの検査時間が短縮され、検査件数が従来の1.3倍に。外来受診から検査実施までの待機期間が短縮されました。
(4)脳神経外科診療体制の強化
今年度から脳神経外科の医師を2人体制とし、脳卒中などの脳疾患に対する診療体制を強化しています。
夜間などの一刻を争う状況にも対応できるように!
(1)~(4)の取り組みに加えて、人間ドックの受診枠拡大の検討を進めています。9月号(救急外来の強化)と今号の全2回で、三田市民病院の取り組みについてお知らせしました。今後も市民の皆様に安全・安心で良質な医療サービスを継続して提供できるように、日々取り組んでまいります。
問合せ:市民病院事務局総務課
【電話】565-8605【FAX】565-8011
