- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県三田市
- 広報紙名 : 広報さんだ 令和7年11月1日号
■―認知症をもっと身近に―
学生時代の経験が原点認知症カフェで新たな居場所づくり
▽IRODORI(イロドリ)井村政子(いむらまさこ)さん
昨年、南が丘にオープンした認知症カフェ「IRODORI(いろどり)」で、ミニ健康講座や介護美容体験、座談会を月1回開催しています。
学生の時、認知症の母の介護を経験し、大人になって「認知症サポーター養成講座」を受講。周りの人の関わり方次第で、症状の進行具合が変わり、本人の生きやすさも変わることを初めて知りました。「この知識があの時にあったら」と後悔。母にはできなかったことを、同じ悩みを抱えている人へ広めたいという想いが活動の原点です。
9月に協働事業提案制度を活用し、認知症を身近に感じてもらうイベントを開催。専門家の講演や認知症に関わるブースなどが出店し、参加者から「認知症は自分に関係ないと思っていたが身近に感じた」との声が。認知症への理解を深めていただく大きな一歩になったと思います。
今後の目標は、認知症カフェの常設化。認知症当事者やその家族、興味のある人が、いつでも気軽に集まれる場所を創りたいです。
■「グループを立ち上げたい」「市民活動をしてみたい」という人はご相談ください
▽市民活動推進プラザ
場所:まちづくり協働センター内
開所日時:10時~12時30分、13時30分~17時
※水・日曜、祝日除く
窓口・オンライン相談:電話、ファクス、eメール(【メール】[email protected])のいずれかで事前予約
問い合わせ:【電話】559-5168【FAX】559-5169
