- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県三田市
- 広報紙名 : 広報さんだ 令和7年11月1日号
■―学生×地域―
やってみたいとやってほしいを両立社会で生き抜く力を子どもたちに
▽ASOB(アソビ)!代表 松下由良(まつしたゆら)さん 関西学院大学2年生
「”Why”を考えろ」―物事をより深く考えるようにと、大学生になって教わった言葉。その考え方を、もっと子どもの頃に身につけたかったと感じたことが活動のきっかけになっています。
今年ASOB(アソビ)!を立ち上げ「発想力を伸ばそう」をコンセプトに子ども向けのイベントを開催しています。発想力があれば、社会に溢れる情報から、新しい選択肢を生み出すことができると思います。また、社会では自分の意見を伝える力や協調性も大切です。そこで、普段と違う環境で、発想力を鍛えたり、自己主張したり、役割分担して協力したりといった仕掛けを盛り込んだ、親子キャンプや謎解きイベントを開催しました。
最近は、潜在的なニーズを先取りすることが必要だと考え、活動内容や目的をもっと深掘りしていこうと話し合っています。大人へのアプローチや事業化など、新しい目標はまだまだたくさん!これからも改良を重ねながら、イベントも私たちも日々グレードアップしていきたいです。
▽活動を支える大人 久後恵美子(きゅうごえみこ)さん(神戸三田アウトドアビレッジTEMIL(テミル))
◎好きや得意をどんどん突き詰めて
親子キャンプをサポートしました。若者らしい柔軟な発想で、やりたいことに溢れ、とにかくやってみようと挑戦する姿が印象的でした。それでいて、自分たちの強みや理念をしっかり主張でき、綿密に打ち合わせするなど計画性も。若いうちに感性をもっと尖らせ、やり切ってほしい。こうした若者の力を大人たちも求めています。
