くらし 旧養父グンゼ跡地活用基本計画 報告会を開催しました。

養父市では、過疎化や少子高齢化による人口減少や地域コミュニティの衰退が進行している中でも、持続可能な発展を成し遂げ、養父市の未来を担う子どもたちが将来にわたって『住み続けたい』と思えるまちづくりを目指しています。
その中で、かつて地域の一大産業であった養蚕業により地域振興に貢献したグンゼ養父工場跡地(養父市養父市場、約1・2ヘクタール)の利活用について、令和5年度から地域にお住いの方々と対話を重ねてきましたが、このたび基本計画がまとまり、その報告会を6月29日にコミセンやぶにて開催しました。
基本計画では、施設のコンセプトとして「地域を育て 地域と共に成長する 知と創造の拠点」を掲げ、この地域に若者や企業が集い循環する仕掛けを作るとともに、地域住民の利便性や暮らしやすさを向上させることで、地域の活性化を目指すこととしています。
これまでのワークショップで地域にお住いの方々よりいただいた貴重な意見やアイデアを集約し、スタートアップ支援施設や生活利便施設、広場空間などの導入施設案と、それらの配置計画案(3案)を報告しました。
今後、市場調査などを行い、民間事業者の意向も確認しながら、引き続き、事業化に向けて様々な可能性を模索していきます。

■グンゼ養父工場の歴史
グンゼ養父工場は長い年月を地域とともに歩んできました。この跡地を活用して、次の世代までつなぐまちづくりの実現を目指します。

1918年 合資会社養盛館を郡是製糸が買収し、郡是製糸養父工場に(工員数350名)
1958年8月 郡是養父工場の閉場式、9月に製糸業を廃業
12月 有限会社養父メリヤスとして復活
1960年10月 株式会社化
2010年 工場閉鎖

これまでの検討経緯については、養父市ホームページの特集ページをご確認ください。

お問い合わせ:土地利用未来課
【電話】079-664-1410