くらし 令和7年度 当初予算(1)
- 1/35
- 次の記事
- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県朝来市
- 広報紙名 : 広報朝来 令和7年4月号
令和7年度の朝来市の予算案が、3月26日の第23回朝来市議会定例会で可決されました。今年度の一般会計予算は235億1,000万円。特別会計・企業会計をあわせた予算総額では、342億3,792万円です。
市は、この予算をもとに、「第3次朝来市総合計画」で掲げる朝来市の将来像「人と人がつながり 幸せが循環するまち」の実現を目指し、各種施策に取り組んでいきます。
今月の広報では、令和7年度施政方針と、予算の主な内容についてお知らせします。
■令和7年度施政方針
令和7年度は、朝来市に「住みたい」と感じられた人々を行政や地域、企業などが一体となり温かく受け入れ、朝来市に住むことによって、市民の皆さまの幸福度を上げていく「幸せと暮らしを守り、住みたいと思われる予算」として次の7つの観点に立脚した重点戦略と予算を編成し市政を運営してまいります。
一つ目は、こどもまんなか社会の実現で住みたいまちとして、次代の主役となる朝来市の全ての子どもの健やかな成長を促すとともに、子どもの権利が十分に尊重される子どもをまんなかにした子育て環境を築いてまいります。
二つ目は、妊娠・出産サポートの充実で住んで良かったまちとして、結婚から出産、子育て、就業に至るまでの一連の取り組みを深化させ、女性に選ばれ女性が活躍できる環境を整えることで女性に好まれるまちづくりを推進してまいります。
三つ目は、防災・減災で住んで安心なまちとして、有事の際は人命最優先の即応体制がとれるよう平時の備えを不断かつ強固なものにしてまいります。また、高齢者の交通事故リスクの低減や人身被害が懸念される有害鳥獣対策を講じてまいります。
四つ目は、高齢者や障害のある人などが住みやすいまちとして、本市にお住まいの高齢の皆さんが今後もますますお元気で活躍いただける環境の創出に取り組みます。また、障害のある人が障害の有無によって分け隔てられることなく、希望を持ち社会参加できる社会の実現を目指してまいります。
五つ目は、循環型社会の実現とデジタル技術の活用で住みやすいまちに向け、「循環共生型社会の構築」と第4次朝来市環境基本計画の望ましい環境像「人と自然が共生し豊かな環境を守り活かすまち朝来市」の実現を図ってまいります。また、デジタル技術の活用により行政サービスの利便性向上と効率化を図ってまいります。
六つ目は、対話と共創で住んで楽しいまちとして、市民の皆さまの声に真摯に耳を傾けるとともに、市民ニーズの変化には、柔軟性を持って対応してまいります。また、女性や若者に選ばれるまちづくりを進めてまいります。
七つ目は、産業と都市基盤の充実で住んで儲けるまちを目指し、地域資源を活用した高付加価値産業の創出とそれらを活用した外貨の獲得を積極的に進めてまいります。また、足腰の強い経済基盤の構築を図るとともに、将来を担う若者が魅力を感じるまちとして都市基盤の整備を進めてまいります。
以上7つの重点戦略を実施することにより「人と人がつながり 幸せが循環するまち」の実現を目指します。