くらし 〔市長室だより〕敬う心を大切にして

秋の気配が一段と深まり、朝夕は肌寒さを感じるころとなりました。皆さま、元気でお過ごしでしょうか。先月は「高齢者福祉月間」であり、市内各地では敬老行事や交流の場を設けられた自治会も多かったことと思います。あらためて関係者の皆さまのご尽力に感謝を申し上げます。
コロナ禍を機に、これまでの敬老行事のあり方も随分と様変わりしてきましたが、長い人生経験を重ねられ、地域を見守り、家族や社会を支えてこられたその歩みに対し、敬意と感謝を抱く気持ちに変わりはありません。市民の皆さまには「敬う心」を大切にしていただき、それぞれの形で今後とも感謝をお伝えいただければと思います。なお、8月末時点で、市内には100歳以上の方が39人おられ、そのうち本年100歳になられた方は12人いらっしゃいます。また、宍粟市の最高齢の方は107歳になられます。最高齢夫婦におかれましては、お二人の年齢を合わせますと192歳になられます。これからも健やかに、元気でお過ごしいただきたいと思います。
さて、10月は実りの秋です。稲刈りや野菜の収穫など、田畑はまさに恵みの季節を迎えていますが、異例の猛暑の影響を受けているところもあり胸が痛みます。しかしながら、先人から受け継いだ農地は暮らしを支えてくれる大切な財産であります。暑い中での農作業はご苦労も多いことと思いますが、豊かな自然と食の恵みを次代に繋いでいくため、皆さまのお力添えをよろしくお願いいたします。秋祭りの賑わいを力に、地域がますます活気づきますとともに皆さまも元気でお過ごしください。

宍粟市長 福元 晶三