- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県多可町
- 広報紙名 : 広報たか 2025年12月号
■町政基調 「住みたい町・住み続けたい町」
「移動の安心」・「広がる学びとスポーツ」
「つながる地域」で暮らしの質を高め人口減少の流れを変える
■重点施策
1 通学と暮らしを支える公共交通の最適化
2 部活動の地域展開で世代をつなぐ学びと文化・スポーツの波及
3 RMPで育む「支え合いの循環」と「集落の安心網」
■通学と暮らしを支える公共交通の最適化
令和8年4月開校の統合中学校の通学手段として、地域公共交通を積極的に活用します。路線バスの通学を進めることで、運行の安定性と利便性を地域全体で維持し、次代に公共交通を引き継いでいくことが求められます。
また、高齢化の加速に伴い、子どもたちだけでなく、高齢者の移動手段確保が喫緊の課題です。
医療・買物への移動を維持することが、健康や生活の質を保つことに繋がります。
誰もが安心して移動できる町を実現するために、通学・通院・買物・交流という生活動線を1つの設計図で考え、これに見合うサービスの確立と運行の最適化を着実に進めます。
■部活動の「地域展開」で世代をつなぐ学びと文化・スポーツの波及
多可町では、令和8年度の中学校部活動の完全廃止をふまえ、子どもたちのスポーツ・文化活動の地域展開を進めています。
町・地域・学校が連携しながら、子どもたちの「やってみたい」という思いを「続けていける」環境整備を行うことが必要です。
競技力や表現力の向上はもちろん、経験や体力、年齢に応じて日頃の練習や活躍の場を通して、子どもたちの挑戦が地域の誇りとなり、地域の知恵や技が子どもたちの学びを深める「双方向の循環」となることを目指します。
この地域展開をきっかけに、子どもたちが地域に溶け込み、多彩な分野で力を発揮し、そしてあらゆる世代が交流することで、世代間の協働を促進していきます。
「あすみる」などを核とした地域展開は、生徒の活動機会の均等化と、保護者や指導者の負担軽減を両立させながら、学び・文化・スポーツを世代でつなぐ多可町ならではの取り組みです。
地域への完全展開までに、まだまだ越えなければならない課題はありますが、産みの苦しみを関係者と分かち合いながら、着実に広げ、まち全体を舞台にした生涯の学びと挑戦の輪を作っていきます。
■RMPで育む「支え合いの循環」と「集落の安心網」
今年の3月に、住民の皆さんで構成されたRMP準備委員会から「RMPまちづくり宣言」を受け取りました。宣言には、世代や背景、国籍や立場を越えて一人一人がつながり、助け合い、楽しみながら活躍することで、多可町というプランターに色とりどりの花を咲かせ、希望の花が咲き誇る町を目指すという、温かく力強い思いが込められています。
高齢化が進む中で、買物支援や通院の付き添い、見守りや声かけなど、日常生活を支える細やかなニーズが確実に増えています。
各区の地域局が、このRMPの拠点となるように進め、地域ボランティアや事業者、社会福祉協議会、行政がひとつの線でつながる体制を整え、地域の困りごとに対して人や場所をつなぎ、寄り添う地域づくりを進めます。
■一人一人の力を集結させ、一歩一歩確実に前へ
若年層の規模縮小に伴う少子化、高齢化が進むことで、医療・福祉・地域交通など、あらゆる分野で住民の皆さまへの負担が大きくなります。
この人口問題に正面から取り組み、若い世代が「多可町で挑戦したい」と思える舞台を整え、その挑戦を、技術と知恵を持つ高齢世代が支えるまちづくりを進めることが重要です。
重要課題が山積する3期目ですが、私たち行政が、現場目線で課題を捉え、限られた財源の中で、事業の目的・成果・費用対効果などを今一度明確にします。そして、住民の皆さまの安心と将来の負担軽減の両立を図るとともに、民間の知恵と機動力、地域の多様な力を一つの力に束ねることで、誰もが、住みたい町、住み続けたい町と思える多可町へ、一歩一歩丁寧に確実に前進させていきます。
