- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県市川町
- 広報紙名 : 広報いちかわ 2025年9月号
◆昔なつかし駄菓子屋での買い物体験
ケアステーションかんざきで毎年恒例になっているお買い物体験に行きました。今回は近くの駄菓子屋さんです。子どもたちにとっては初めての場所で、少し緊張ぎみでしたが、お店のおじさんとあいさつを交わし、たくさん並んでいるお菓子が目に入ると、次第に表情は和らいでいき、にぎやかな声が聞こえてきました。「これはいくらですか?」、「これは何ですか?」など自分からおじさんに尋ねていました。私たち大人が子どもの頃は当たり前にあった光景が、今は特別なものになった感があります。子どもたちにとっては逆に新鮮な体験だったかもしれませんね。
子どもたちの中には、自ら持参した計算機を使って、「あと○○円買える!」とお菓子を選ぶ子も。レジで支払いを終えると、子どもたち同士で何を買ったか見せ合いっこ。そんな何気ないやりとりも子どもたちにとっては楽しいひと時になったようです。最近ではキャッシュレス化が進み、買い物中に計算をしたり、おつりをもらったりすることも減る中で、 決められた金額の中で自分で計算しながら買い物をして、お店の人と直接やり取りしながら支払いをする経験は、子どもたちにとっては貴重な経験で、自信にもつながったと感じました。
また、子どもたちがお菓子を買い終えるまで、温かく見守っていただいたお店の方には感謝の気持ちでいっぱいです。ただ単に物を買うという行為だけでなく、人とのつながりや自分で選ぶ楽しさなどを経験することができ、子どもたちにとっては思い出深い一日となりました。
【電話】32-1910