健康 健康ダイアリー ~冬は高齢者にとって危険がいっぱい?~気を付けたい冬の健康管理

冬は寒さが厳しくなる一方で、高齢者にとって健康リスクが増える季節でもあります。
体に悪影響を及ぼさないためにも、高齢者の冬の健康管理で注意いただきたい6つのことについて紹介します。

■低体温症
長時間寒い場所にいることで体温が低下し、35度を下回る状態のことをいいます。低体温症になると、心臓や脳に障害が起こり、命に関わることもあります。
高齢者は寒さへの感覚が鈍く、体温調節機能が低下するため、低体温症になるリスクが高くなります。

《低体温症を防ぐためには…》
・室温を19度以上に保つ
・暖かい服装やひざ掛けを利用する
・温かい飲み物や食べ物を摂取する

■ヒートショック
暖かい場所から寒い場所に移動するときに、急激に血圧の変動が起こり、心臓への負担が原因で心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こすことをいいます。
高齢者は血管の柔軟性が低下し、血圧調節機能も低下するため、ヒートショックのリスクが高くなります。

《ヒートショックを防ぐためには…》
・各部屋の温度差を5度以内に抑える
・入浴時は湯温を40度以下にし、長時間浸からない
・適度な運動やストレッチで血行を良くする

■隠れ脱水
冬の寒さのせいで喉の渇きを感じにくくなることで水分摂取量が減り、隠れ脱水に陥りやすくなります。脱水は血液の流れや代謝を悪くし、さまざまな病気の原因になります。高齢者は、喉の渇きの感覚が低下し、隠れ脱水になるリスクが高くなります。

《隠れ脱水を防ぐためには…》
・こまめに水分摂取をする
・食事に汁物や果物などの水分の多いものを加える
・尿の量(少なくなっていないか)や色(濃くなっていないか)をチェックする

■冬季うつ
日照時間が短くなると、気分を安定させるセロトニンという神経伝達物質が減少し、うつ症状が出やすくなります。外出や社会との交流の機会が減り、孤独感や不安感が強い傾向にある高齢者は冬季うつになるリスクが高くなるため、特に注意が必要です。

《冬季うつを防ぐためには…》
・家に閉じこもらずに日光を浴びる
・適度な運動をする
・趣味や娯楽を楽しむ
・家族や友人とコミュニケーションをとる

■感染症
寒さが強まると空気が乾燥し、飛沫(まつ)感染や空気感染を感染経路とするインフルエンザウイルスなどが飛散しやすくなります。それらが体内に入ることで感染し、発熱や咳、肺炎などを引き起こします。
高齢者や基礎疾患がある人は、免疫力が低下し感染症にかかりやすくなるだけでなく、重症化のリスクが高くなります。

《感染症を防ぐためには…》
・手洗いやうがいを徹底する
・感染者との接触を避ける
・バランスの良い食事を心掛ける

■関節痛
寒さにより血流が悪くなることで、関節の軟骨や髄液が減少し、痛みが出やすくなることが原因の1つです。関節痛が原因で歩行が辛くなり、運動量が減ることで筋肉量が低下するため、熱生産量が減り、体が冷えやすくなります。その結果、フレイル(心身の虚弱)に繋がる恐れがあります。

《関節痛を防ぐためには…》
・保温やマッサージで血行を促進する
・カルシウムやビタミンDなどの関節に良い栄養素を摂取する
・適度な運動で筋肉をほぐす

◆寒い冬こそ「ぼうじぃ体操」!
町では、ご当地体操として「ぼうじぃ体操」の動画を作成しました。握力、転倒、認知機能など、高齢期に低下しやすい機能の維持・向上に特化した内容で、高齢者の冬の健康管理にうってつけです。自宅で気軽に「ぼうじぃ体操」を行って、寒い冬を乗り越えましょう。
体操動画は、町公式YouTubeやオンライン通いの場アプリからご覧いただけます。