- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県新温泉町
- 広報紙名 : 広報しんおんせん 令和7年6月号 vol.237
■ふるさと納税
ふるさと納税制度は平成20年度から始まり、新温泉町は平成30年度に本格的にスタートし、今年度で8年目になりました。
▽ふるさと納税の件数と金額の推移(平成30年度~令和6年度)
※令和5,6年度の能登半島支援分を除く
■伸びない原因
但馬牛の返礼品に対する寄付が大きく減少しました。令和4年度は5520万円でしたが、令和5年度は3089万円、令和6年度は2215万円となり、令和4年度から半減しました。原因は肉の供給不足にあります。令和7年度は要望に応えられるよう対策・強化します。
■人気は水産物
令和6年度の金額実績で最も多いのが甘エビ、ホタルイカなどの水産物で7404万円、(カニ類を除く)、2番目は民宿旅館などの体験型で5683万円、3番目はカニ類で5490万円となっています。伸びているのは宿泊などの体験型です。米など農産物は価格高騰の影響で令和5年度の573万円から令和6年度は1308万円と大きく増えました。
■課題は
返礼品の登録事業者は現在33者で他の市町に比べて少ないのが現状です。もっと事業者を増やすと同時に魅力ある返礼品目を増やすことが強化につながります。多くの登録事業者の参入をお願いします。
今年度は目標を4億円に設定しています。町民の皆さんにも親族や友達に声をかけていただき、目標を突破したいと思います。子どもたちの学校給食や医療費の無償化など子育て支援にも活用しています。
■加藤文太郎兵庫縦断スピードハイク
5月3日正午、96名のランナー・ウォーカーが浜坂を目指して神戸市を出発しました。今回で8回目で、浜坂サンビーチまで176キロを走破(歩破)する過酷なレースです。チェックポイント(湯村では彼らを歓迎するため夜を徹してドリンクや食べ物を準備して接待されていました)を経過し、スタートから48時間以内、5月5日正午までにゴールしなければなりません。天候にも恵まれ76名が完走し、神戸市と新温泉町が加藤文太郎を通じて結ばれました。また、多くの参加者が加藤文太郎記念図書館にも来館されました。
今年は神戸市がスタート地点でしたが、来年は浜坂がスタート地点となります。世話役の宮下さんをはじめ、毎年素晴らしい企画を実施される方々に感謝とお礼を申し上げます。改めて加藤文太郎を通じた「つながり」の大切さを実感しました。
■加藤文太郎記念図書館
図書館には蔵書が約11万冊あります。その中で山岳関係の本は約6千冊あり、国内最大規模の冊数です。児童書は約4万冊、一般書は約6万冊、郷土資料は約2千冊です。令和6年度の利用者総数は1万5983人、貸出した本は7万9717冊でした。移動図書館車による貸出しは延べ1162人、冊数は1万1361冊でした。
令和6年度と令和元年度を比較すると、利用者数は2842人(約15%)減り、貸出した本は3121冊(約4%)減りました。人口減少の影響により利用が減少していますが、コロナ禍に比べると少しずつ増えています。
町民センターにも図書コーナーがあり、児童書など多くの本を準備しています。加藤文太郎記念図書館、町民センター図書コーナーの利用・活用をお願いします。
新温泉町長 西村銀三
※「こちら町長室」の動画(CATV版)は、町動画配信サービスでご覧いただけます。