くらし 災害に強い宇陀市を目指して!(1)

市は、他の地域と比較すると災害が少ない地域ではありますが、今後30年以内に80%程度の確率で発生すると言われている南海トラフ巨大地震では、国の発表によると宇陀市でも最大震度6強が想定されており、甚大な被害が懸念されるところです。
また、近年の気象状況からも線状降水帯の発生や突風、竜巻、スーパー台風等、今までの予想を超える自然災害が頻発しています。
これらの災害から市民の皆さんの安全を確保していくために、公助としてのハード・ソフト対策を強化するとともに市民の皆さんによる共助の取り組みを推進することにより、災害に強い宇陀市を目指していきたいと考えています。

■宇陀市ハザードマップを更新しました
令和3年5月、水防法改定に伴い、改正前には洪水浸水想定区域の作成対象となっていなかった中小河川が、新たに指定対象となり、令和5年5月、市内の45中小河川が追加公表されました。これを受け、市ハザードマップに市内の45中小河川に係る洪水浸水想定区域を追加しました。
奈良県において土砂災害警戒区域等の見直しが行われており、今後指定公表等がされる警戒区域があるため、今回は全戸配布しませんが、下記のハザードマップ配布場所でお取りいただくか、市ホームページで公開していますのでご覧ください。

ハザードマップ配布場所:
・市役所(1階・ふるさとテラス、3階・危機管理課)
・各地域事務所

▽洪水・浸水想定区域
宇陀川や芳野川の決壊などによる氾濫が発生した場合、どれくらい浸水するか、深さ、範囲を想定したもので、想定し得る最大規模の降雨(千年に1度の確率で想定される最大規模降雨(9時間雨量380mm)による浸水範囲や浸水深を表示しています。ただし、浸水の予想される区域やその程度は、雨の降り方や土地の形態の変化、河川や下水道の整備状況などにより変化することがあります。

▽土砂災害特別警戒区域(レッドーゾーン)
土砂災害警戒区域(イエローゾーン)の内側にあり、急傾斜地の崩壊や土石流等が発生した場合に、建築物に損壊が生じ、市民等の生命または身体に著しい危害が生じるおそれがあると認められる区域であり、特定の開発行為に対する許可制、建築物の構造規制等が行われます。

▽土砂災害警戒区域(イエローゾーン)
急傾斜地の崩壊や土石流等が発生した場合に、市民等の生命または身体に危害が生じるおそれがあると認められる区域であり、危険の周知、警戒避難体制の整備が行われます。

▽家屋倒壊等氾濫想定区域
想定し得る最大規模の降雨により、近くの堤防が決壊した場合などに、一般的な建築物(家屋)が倒壊・流出する危険性が高い区域を指定しています。この区域では屋内での退避ではなく避難所への立ち退き避難の必要性を判断することが求められます。

■事前に確認しておこう
◇ハザードマップで自宅の危険度を事前に確認!
避難方法や避難のタイミングは居住場所や環境によって異なります。ハザードマップで自宅の災害リスクや、避難所、自身の避難行動をあらかじめ確認しておきましょう。

市ホームページで公開しています。
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■災害のタイミングを知ろう
◇5段階の警戒レベルと気象情報

※詳しくは本紙またはPDF版をご覧ください。