- 発行日 :
- 自治体名 : 奈良県宇陀市
- 広報紙名 : 広報うだ (2025年9月号)
■宇陀市消防団の概要
宇陀市消防団は、平成18年1月1日に3町1村の合併により宇陀市が誕生した後、旧大宇陀町消防団(昭和22年発足)、旧菟田野町消防団(昭和31年発足)、旧榛原町消防団(昭和22年発足)、旧室生村消防団(昭和30年発足)の旧町村の体制を維持しながら2年の調整期間を経て、平成20年1月17日に誕生しました。
現在は、市内に16分団721人の団員が、災害時の出動以外にも火災予防啓発活動や地域の防災訓練等において、積極的に活動しています。
■消防団女性部の活動
平成28年10月7日に女性消防団員の結団式が行われ、16人の団員からスタートしました。結団以来、10年目を目前に控え、現在は15人で活動しています。
女性団員は団長直轄の団本部に所属し、管轄は市内全域を対象としています。活動内容は、
(1)火災予防、地域防災に関する広報、啓発活動
(2)応急手当の普及活動
(3)消防団や関係機関が行う主要行事への参加
(4)災害時の後方支援
などです。
4月1日より、宇陀市消防団女性部長を拝命しました、小松 富美子です。日頃は、女性部の活動にご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
私たち女性部では、地域の安心・安全を守るため、火災予防等防災の啓発活動や、応急手当の普及など、地域に根差した活動を続けています。災害時には、女性ならではの視点と細やかな支援が求められる場面も多く、私たちの役割も年々重要になっていると感じています。
消防団というと、「忙しそう」「家庭との両立が難しい」と思われがちかもしれません。しかし、私たち女性部は、子育て中の方や家庭を持つ方でも無理なく参加できる柔軟な活動を心がけています。私自身も息子が1歳の時から入部していましたが、部員皆さんのおかげで子育てと活動の両立ができました。
地域の防災・安全を支える活動は、誰か一人ではなく、皆さんの力で成り立っています。ご興味のある方はぜひ一度、ご連絡ください。
・消防団 女性部
小松 富美子 部長
■活動の紹介
・水消火器を使って防災の啓発(宇陀市子どもフェスタ)
・防災に関する紙芝居 子ども向けの避難訓練(こども園や学童保育など)
・普通救命講習受講
その他、市消防団出初式・入退団式や火災予防防火パレード出発式等でも活動しています。
■消防団女性部員から一言
・仲尾 明子さん(入団8年目)
火事の現場に行ったりはしませんが、こども園などに行き、災害時の避難の仕方を紙芝居などで分かりやすく伝えて啓発しています。子どもたちと会話もでき、やりがいのある活動です。制服や活動服もかっこいいと思いませんか?興味がありましたら、どんどん入ってほしいです。
・田川 陽子さん(入団9年目)
消防団の活動の一環で、昨年10月、応急手当普及員の認定を受けました。自治会等の要請に応じて普通救命講習の指導ができる資格です。また、活動報酬や保険加入があるので、けがや病気で入院した際の見舞金等、金銭面でのフォローも充実しています。
・田中 理美さん(入団9年目)
結婚して宇陀市に住み、地域貢献をしたいと思い入団しました。出産後は、活動に参加できない時もありましたが、家族の協力や※託児所を利用しながら、参加できる時は参加しています。子どもを連れての参加も可能なので、子育て中の方も一緒に地域貢献しませんか?
※託児所は、状況に応じて消防団で用意します
■女性消防団員募集!
地域の防災にあなたのチカラを貸してください
応募資格:市内在住の18歳以上の女性で消防団活動に関心があり、活動できる方
待遇:
(1)消防団員は、非常勤特別職の公務員
(2)退団時の退職報償金制度(5年以上の活動が必要)
(3)活動中の負傷に対応する公務災害報償
(4)活動に必要な被服の貸与
(5)功労・功績への表彰
応募期間:11月末までに申請書提出で、翌年4月から入団
問い合わせ:問合せへ
※詳しくは本紙またはPDF版をご覧ください
問合せ:危機管理課
【電話】82・1304【IP電話】88・9070