くらし 年頭のごあいさつ 謹賀新年

◆町制70周年「未来を紡ぐ、挑戦の年」
吉野町長 中井章太
新年あけましておめでとうございます。町民の皆さまにおかれましては、穏やかに新年を迎えられたことと、心よりお慶び申し上げます。
本年、吉野町は町制施行70周年という記念すべき節目を迎えます。先人が紡いできた伝統と誇りを継承しながら、新たな未来へと歩み出す重要な一年です。これまで吉野を守り、育み、支えてこられた全ての皆さまに深く感謝を申し上げます。そして同時に、第5次吉野町総合計画後期基本計画が本格始動します。これは、未来の吉野町の姿を共に描き、共に実現していくための指針であり、「挑戦」という言葉にふさわしい一年が幕を開けました。
その挑戦の象徴となるのが、庁舎整備と旧吉野小学校学校跡地利活用事業です。後者については、昨年末に株式会社奥村組との調印式を終え、令和9年4月オープンに向けて工事が本格的に動き出しました。安心・安全な行政サービスの提供に加え、働く場を創出し、人と人が集い・交流する地域の中核となる拠点形成に向け、奥村組と連携しながら取り組んでまいります。
また、人口減少と担い手不足という喫緊の課題に真正面から立ち向かい、移住・定住、関係人口の創出を一層推進します。二地域居住の促進や「ふるさと住民登録制度」の活用などを通じて、地域に新たな活力を生み出します。その基盤として空き家利活用の加速やデマンドバス・レンタサイクル等の二次交通を充実させ、「人」と「経済」が循環する吉野を実現します。
さらに、世界遺産の構成資産である日本一の桜、信仰の桜を未来へと受け継ぐ取組みを強化します。クビアカツヤカミキリ被害は、いま私たちが向き合うべき大きな脅威です。全ての町民が危機意識を共有し、早期発見・早期駆除にご協力ください。
官民が一体となって、このかけがえのない吉野の象徴を次の千年へ守り継いでいくことこそ、私たちに課された使命です。
吉野の自然も、歴史も、文化も、産業も、そして人の絆も。そのすべてを未来へ紡ぐのは、ここに暮らす、ここに関わる、一人ひとりの力です。
町民の皆さまと共に、情熱を持って、本気で未来の吉野町を創る一年といたします。本年が、皆さまにとりまして希望と笑顔に満ちた一年となりますよう祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。

◆町の未来像は地域の発展により描く
吉野町議会議長 上滝義平
新年あけましておめでとうございます。町民の皆さまには、日頃より議会活動にご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
私は、日頃から「あいさつ」を大切にしたいと考えています。あいさつは、まちの雰囲気を温かくし、人と人とのつながりを深めてくれる大切な習慣です。お互いに気持ちのこもった言葉を交わすことで、地域の課題も自然と共有しやすくなります。そうした日常の積み重ねこそが、まち全体の信頼や協力の基盤になると感じています。この思いを大切にしながら、町民の皆さまに身近に感じていただける議会をめざしてまいります。
また、本会議の中継につきましては、多くの皆さまから「見逃した回をもう一度見たい」「都合の合う時間に視聴したい」との声をいただきました。こうしたご要望を踏まえ、コミュニティテレビ(CVY)で12月から録画再放送を行うことといたしました。議会の状況を、これまで以上に気軽にご覧いただける環境づくりに努めてまいります。
議会に寄せられる声の一つひとつは、まちづくりの大切な手がかりです。いただいたご意見を丁寧に受け止め、地域の課題に真摯に向き合いながら責任ある活動を進めてまいります。昨年は、議会の在り方を改めて考える一年となりました。この状況を踏まえ、政治倫理条例の制定に向けた議論を進めております。
町の運営には、限られた財源をどのように生かしていくかという大切な視点が欠かせません。議会としては、町民の皆さまからお預かりした大切な税金が、将来の吉野町のために、より良い形で使われるよう、その使い道をしっかりと確認してまいります。
その上で、道路の舗装や修繕、デマンドバスの利便性向上など、日々の暮らしを支える取り組みについて、その内容や方向性を確認し、町民の声を踏まえて行政に意見を伝えてまいります。買い物に不便を感じる方々や、南奈良総合医療センターへ向かわれる皆さまにとって、移動手段の確保は安心につながる大切な課題です。こうした日常の移動や生活を支える仕組みが、より利用しやすい形で続いていくよう、議会としても注視してまいります。
吉野町には、豊かな自然や文化、歴史、人のつながりがあります。地域の発展なくして吉野町の未来は描けません。町民の皆さまが「この町に住んで良かった」と感じられるまちづくりをめざしてまいります。
本年が、町民の皆さまにとりまして穏やかで希望に満ちた一年となりますよう、心からお祈り申し上げます。