- 発行日 :
- 自治体名 : 奈良県十津川村
- 広報紙名 : 村報とつかわ 第771号 2025年12月
10月8日(水)、次世代を担う高校生に、行政、議会への関心を高めることを目的として、今回で7回目となる高校生議会を開催しました。
県立十津川高等学校2年生が議員となり、選出された西岡議長のもと、さまざまなテーマで質問を行い、村長や各課長が答弁しました。
この高校生議会には、同校の1年生も傍聴席で見学し、議会の仕組みなどを学びました。
■1班「村営タクシー郷土号の利用促進」
Q:

そこで、条件を見直せば、村民の利便性が高まるのではないかと考えました。利用登録・予約のオンラインシステムの導入や、3日前までの電話予約という条件を緩和できませんか。
A:

予約にかかるオンラインシステムの導入について、現在、電話による対応のみですが、今後は運行事業者において、携帯アプリなどでの受付け、確定の連絡など、利用者との確実な意思疎通が可能かなどを見据えながら検討を進めてまいります。なお、インターネット等を活用したオンラインシステムの導入は、利用者の活用状況や、デジタル技術をどの程度使えるのかといった情報格差も十分調査し、システム導入経費などを勘案したいと思います。
3日前までの予約について、試行錯誤しながら、利用申込期日の調整を行っていますが、一番の課題は、直前では乗務員の手配ができないことです。
調整に関しては、他の自治体に比べて運行する距離が長く時間がかかるため、現状、同一ルート内でも時間調整ができない場合は予約をお断りする事態も発生しています。但し、既に予約が入り運行が決まっている場合で、時間とコースが同じか、若しくは調整がきく場合は、直前の連絡でも運行が可能となります。
通常時に、直前予約での利用を可能にするためには、多くの乗務員や車両を待機させておく必要があります。そこには、費用が発生します。
そういった理由により、現在は、あらかじめ予約のあるものについて運行する形態となっています。
村内では、今後、高齢者による運転免許証の返納が増加すると見込まれることから、デマンド型乗合タクシーの利用者数も増加すると想定できますが、デマンド型乗合タクシーはすべての村民、高校生も利用可能です。積極的にご利用くださいますよう、まずは、登録をお願いします。
■2班「十津川村鳥獣被害防止計画の成果」
Q:

「十津川村鳥獣被害防止計画」で得られた成果、反省と課題、その課題等を踏まえて、どのような取組を実施したのか、また、今後どうする予定ですか。
A:

また、農作物への被害を防ぐため、電気柵やワイヤーメッシュ柵といった効果の高い柵の設置を推進しました。被害の状況は、年度や地域によって大きく変動しますが、これまで実施してきた鳥獣被害防止の対策を一つに整理することができ、総合的な対策を実施することができています。
さらに、計画を立てることで、国の補助事業による支援や、特別交付税の拡充など財政的な支援も受けることができています。
令和4年度鳥獣被害防止対策事業における評価報告で、奈良県からは、「事業による一定の被害軽減効果が認められる。今後も、捕獲による個体数管理と防護柵の設置・維持管理による侵入防止に加えて、農産物の残り物・放任果樹の除去など餌場としての集落の価値を下げる活動の重要性の周知、緩衝帯の整備による有害獣が近寄りにくい環境づくりなどを進めることにより、被害の軽減を期待する」との意見をいただいています。このことからも、集落環境の整備や、継続して捕獲を行っていくためには、捕獲従事者の高齢化や減少が進んでいるため、新しい担い手の確保が重要な課題であると認識しています。また、ジビエの活用は進められたものの、処理頭数の更なる増加や、より安定したジビエの供給体制の確立が必要ではないかと感じています。
各種取組について、集落環境の整備にあたっては、住家等に被害をもたらす恐れのある立竹木の伐倒や搬出に対する補助金を交付するなどして、対策等の支援を行っています。また、これまでには、集落の周囲を広域的に電気柵で囲い、被害防除する防護柵の設置や、集落の畑等に来るサルを訓練された犬で追い払う「モンキードッグ」の取り組みも行ってきました。
担い手の確保にあたっては、継続して、新規狩猟免許取得者育成事業を行い、新規取得者の確保に努めています。また、被害防除が難しいサルについては、一度に複数頭を捕獲できる「囲い罠」等、効果的な捕獲手法の検討も行っています。
ジビエの活用にあたっては、「十津川じびえ塾」が高品質なジビエの提供に力を入れています。生きたまま捕獲・搬送されたシカとイノシシのみを取り扱うことで、鮮度が高く臭みの少ないジビエを提供し、ブランド価値を高めています。
今後については、食肉だけでなく、ペットフードとしての利用も推進していきたいと考えています。
