くらし 駐在さん通信

■令和7年5月末の奈良県内刑法認知件数[暫定値]2,574件(前年比+91件)
(1)特殊詐欺
被害件数:135件(前年比+38件)
被害額:約8億900万円
サギ電話のほとんどは国際電話から。国際電話の発着信を休止するのが有効です。
(無償でできます)
国際電話不取扱受付センター
【電話】0120-210-364

(2)SNS型投資・ロマンス詐欺
被害件数:63件(前年比-63件)
被害額:約7億8400万円
ネットで知り合った人から聞いた「うまいもうけ話」はサギ。お金を振り込む前に誰かに相談。

(3)空き巣などの住宅対象侵入窃盗
被害件数:72件(前年比+34件)
無施錠率:67%
鍵かけの徹底、防犯設備の導入を!家を留守にする時は少しの間でも鍵をかけましょう。

(4)自転車盗
被害件数:394件(前年比+58件)
無施錠率:74%
狙われるのは、鍵のかかっていない自転車。とにかく鍵をかける。2つなら、なお安心。

■水の事故に注意
暑い日が続きますが、毎年多くの水の事故が起きています。昨年当県では7件・12名の水難事故が発生し、1名が亡くなっています。

▽昨年の水の事故で死者行方不明者の多い場所(全国)は
1海(45.6%)
2河川(35.3%)
3用水路(12.3%)
となっており、行為別では「魚とり・釣り」が最多です。

▽水難事故を防ぐ心得
1飲酒しての遊泳は絶対にしない。
2急流や深みなどの危険箇所に十分注意する。
3自分の泳ぐ力を過信しない。
4危険箇所での遊泳・岩場からの飛び込みは絶対しない。
5天候が悪化したときは、遊泳を中止する。
6ダムの放流時は、急な増水に注意し、遊泳を中止する。
7ライフジャケットを着用する。
又、河川では上流での天候の急変、ダムからの放水などによって、水位が急に変わることがあります。河原などで休憩する際は特に気をつけましょう。
※中学生以下のこどもの事故に限れば、河川での事故が最も多いです。

■山岳事故を防ぎましょう
令和6年の山岳遭難は前年比で減少しましたが、当県では46件・51名の山岳遭難が発生しており、7名の死者・行方不明者がでています。

▽山岳遭難を防ぐ心得
1事前の情報収集を万全に
2無理のない登山計画を
3登山届の提出
4万全の装備(服装、地図、通信手段)
5冷静な状況判断と慎重な行動を
6下山の時こそ細心の注意を
全国的には60歳以上の方を中心に山岳遭難が多発しています(60歳以上が全遭難者の約半数を占め、死者・行方不明者にいたっては60歳以上が64%)。また、山岳遭難は季節を問わず年間を通じて発生していますので、それぞれの季節ごとに注意して計画や装備を整えてください。

登山届の一例をダウンロードできます↓
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