- 発行日 :
- 自治体名 : 和歌山県御坊市
- 広報紙名 : 広報ごぼう 令和8年1月号 No.539
■産業拠点として
日高港には、約10ヘクタールの企業用地「日高港工業団地」が整備されています。
この工業団地は、和歌山県が造成したもので、製造業や倉庫業などを主な対象として、18区画の分譲・賃貸が行われてきました。
平成16年に日高港塩屋地区の暫定供用が始まった際には、港湾関連事業者などが3区画に進出しました。
その後も設備投資が進み、令和4年には「和歌山御坊バイオマス発電所」の立地が決定し、令和7年8月から営業運転が始まっています。
現在、工業団地内で残る1区画についても進出企業が決まる見通しで、決定すれば18区画すべてが埋まる予定です。
地域経済の活性化や新たな雇用の創出など、産業拠点としての役割がいっそう高まることが期待されています。
■にぎわいと豊かさを創り出す活気あるまちを築く
日高港は、外国貿易船が直接入港できるようになったことや、無線検疫の対象港になったことにより、利便性が向上し、国内外とつながる力が大きく高まりました。
また、和歌山御坊バイオマス発電所の燃料取扱による貨物量の増加見通しや(下図)、日高港工業団地の全区画が埋まることが見込まれているなど、日高港を取り巻くこれらの変化は、本市の産業と暮らしの「これから」を大きく広げるものです。
そして、物流の効率化や安定したエネルギー供給は、新たな企業の進出や関連産業の育成にもつながっていきます。
これからも、国や県など関係機関との連携をより一層強化して、日高港の機能強化と利便性向上に取り組むことで、企業の成長と地域の振興につながる環境づくりを推進し、「にぎわいと豊かさを創り出す活気あるまち」を目指していきます。
・日髙港における取扱貨物量(公共)の推移

近畿地方整備局 事業評価監視委員会(令和6年度第2回)の資料を基に御坊市が作成
■地域のにぎわい創出拠点として―
平成29年、日高港は地域住民の交流やPR発信拠点となる「みなとオアシス」に登録されました。
代表施設である日高港新エネルギーパーク(EEパーク)では、太陽光発電や風力発電など再生可能エネルギーについて学ぶことができます。
また、隣接するSioトープ(日高港塩屋緑地)には、「水木しげるが描くゲゲゲの鬼太郎と和歌山の妖怪」像が設置され、中央の親水池を取り囲むように緑地公園が広がり、市民憩いの空間を創出しています。親水池では、6月から7月ごろに御坊市生まれの蓮「舞妃蓮(まいひれん)」を観賞できるほか、色とりどりの錦鯉が泳いでいて、鯉用の餌を入れたカプセルを販売する「ガチャガチャ」があるなど、子どもから大人まで楽しめるスポットとなっています。
日高港では、国際物流ターミナルなどの施設整備が進んだことで、大型クルーズ船の寄港が可能となりました。クルーズ船の寄港時には、港で住民・乗船客が交流できる歓迎イベントを開催するなど、御坊・日高地方の魅力のPRに努めています。令和8年1月に、「にっぽん丸」の寄港が予定されているなど、魅力ある寄港地観光の拠点としても注目されています。
