- 発行日 :
- 自治体名 : 和歌山県紀美野町
- 広報紙名 : 広報きみの 2025年5月号
■紀美野町スポーツ公園リニューアル事業の安全祈願祭が行われました!
令和7年3月27日にスポーツ公園で、施工者の健康と安全、また、スムーズな工事の進行を祈願して、安全祈願祭が執り行われました。
スポーツ公園は、体育館の雨漏りなど、著しい老朽化と人工芝グラウンドの人工芝等が耐用年数を迎えることからリニューアル工事を行い、令和9年度の完成を目指しています。
■「小川八幡神社の大般若経600帖」が和歌山県指定文化財(書跡・典籍)に指定されました!
この大般若経は、古くは奈良時代、新しいものでも室町時代までの間に制作されたもので、全て写本からなり、全600帖が完存する県内最古のものです。小川八幡神社では、これらを正平18年(1363)頃から約60年後の応永29年(1422)頃までに収集したとみられ、以降、今日に至るまで1帖も欠けることなく守り継がれ、毎年7月に転読が行われてきました。
近年行われた県立博物館と東京大学合同による詳細な調査の結果、各帖の制作年代が奈良時代105帖、平安時代375帖、鎌倉時代から室町時代120帖であることが判明しました。県内各地に数多く伝わる大般若経の中で、これほど古い時代の経巻を多数含む事例はなく、奈良時代制作の巻には国家の事業ではない、紀伊国における民間の発願による写経が複数あります。平安時代以降に制作された巻には、高野山や根来寺、廣八幡宮といった近隣の寺社だけではなく、現在の長野県や埼玉県といった遠方の国々で制作・修理された経巻も含まれています。
このように小川八幡神社の大般若経は、中世以来、紀伊国の一地方である小川地区で散逸することなく現代まで継承されたもので、地域の人々の結束と信仰の営みを示す資料として高い価値を有しています。
以上の理由から令和7年3月18日付けで県指定文化財(書跡・典籍)に指定されました。この大般若経600帖は現在、県立博物館において大切に保管されています。今年も転読は7月26日土曜日に予定されています。
※大般若経:大般若波羅蜜多経、略して大般若経は、鎮護国家の経典として奈良時代から尊ばれ、災いを除き、福を招く功徳があるとして、貴族から民衆にいたるまで篤い信仰を集めた経典です。
※転読:一つの経典をすべて通読する真読に対して、主要な部分を拾い読みすることをいいます。
※写経:お経を書き写すこと。写経はもともと学僧が経典を学び、複製して全国に広めていく行為でした。
■BookNews 図書室だより
◇新刊情報
〔中央公民館〕
・「星の教室」 高田郁 著
・「ロスト7」 真山仁 著
・「つかめ!理科ダマン1・2・3・4・5・6・7・8」 児童書
〔小川地区公民館〕
・「私の身体を生きる」 文藝春秋 発行
・「ドヴォルザークに染まるころ」 町田そのこ 著
・「もののけdiary」 児童書
・「ひみつのラーメンやさん」 児童書
・「うさおとかめきちのマラソンたいかい」 児童書
〔志賀野地区公民館〕
・「恋とか愛とかやさしさなら」 一穂ミチ 著
〔文化センター〕
・「C線上のアリア」 湊かなえ 著
・「花咲小路二丁目中通りのアンパイア」 小路幸也 著
・「わすれていいから」 児童書
・「クジラがしんだら」 児童書
■ドローンを飛ばしたよ
3月21日、4年生が和歌山大学連携事業として、豊田教授にドローンを使った出前授業を実施してもらいました。
こどもたちは飲み込みが早く、iPadを使ってプログラムを組みドローンに命令したり、操作したりしながら、上手に飛ばすことができました。また、最新技術について教えてもらい、近い未来の生活にワクワクしていました。
■教育委員会
・教育課生涯学習係
【電話】489-5915
・青少年センター
【電話】489-5909
■文化センター
【電話】495-9055
■中央公民館
【電話】489-2877
■小川地区公民館
【電話】489-4511
■志賀野地区公民館
【電話】489-5145
■自然体験世代交流センター
【電話】495-3127
■みさと天文台
【電話】498-0305
■スポーツ公園管理棟
【電話】489-5368