くらし 町長メッセージ

■ツール・ド・熊野開催
印南町長 日裏 勝己(ひうらかつみ)

5月8日、第25回ツール・ド・熊野が印南かえる橋周回コースで開催されました。大会は4日間にかけて開催され、第1日目の実行委員長は「(株)いなみの里梅園」代表取締役の藁科恭平さんが務められ、多くのスタッフ・ボランティアのご協力により運営され、無事成功裏に終了いたしました。ご協力いただいた多くの皆さまに心より感謝と御礼を申し上げます。
当日は雲一つない晴天に恵まれ、印南町役場前をスタート・ゴールに全19チーム(国内12チーム、海外7チーム)110名の選手の参加で行われました。会場となった役場周辺には、一般の方々をはじめ、いなみこども園の園児、町内小・中学生も参加し、大きな声援や拍手で応援していただきました。また、この日のために小・中学生がそれぞれの応援チームを決め応援旗70本を製作し、コース周辺に設置し、大会を盛り上げました。レース終了後、制作した応援旗はそれぞれのチームに子どもたちからプレゼントされました。選手の皆さんも子どもたちの応援に大変喜ばれていました。
スターターの号砲は私を指名していただき、大変感激しました。10年前になりますが、2015年に行われた紀の国わかやま国体でも自転車のロードレースが印南町で開催され、清流中学校下の県道でスターターを務めさせていただきました。スタートラインより少し前方に位置していたことから、選手が通過する際、風が吹いたことを思い出しました。
この大会は、UCI公認国際自転車ロードレースでNPO法人SPORTS PRODUCE 熊野が主催するもので、本大会の成績もオリンピックの出場などに影響する重要な大会であります。大会実行委員長はNPO法人スポーツプロデュース熊野 理事長 角口賀敏(かどぐちよしとし)氏で建設機械のリース業をされている「キナン」の会長をされている方です。私は会長のオープンカーに乗せていただき、選手の走る後を追従しました。沿道では交差点などを警備していただく立哨員に加え、地域の方々の熱心な応援を目の当たりにし、胸が熱くなりました。きっと選手の皆さんは力をもらったのではないでしょうか。自転車は最高速度・時速80kmにも達するとのことで、オープンカーでそのスピードを体感した時、選手が全身で受けている風圧はすごいものだと改めて感じました。
開催に当たり、スタッフをはじめ、日高振興局では舗装の整備やラインの引き直し、地域の皆さまはコース周辺の草刈りやごみ拾いなど、献身的なご理解・ご協力が大会の成功に繋がったものであり、心より感謝と御礼を申し上げます。
皆さまにはまたお力を貸していただくことになりますが、今回で終わるのではなく、引き続き来年も開催していただきたいと思っています。