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- 自治体名 : 鳥取県境港市
- 広報紙名 : 市報さかいみなと 令和7年4月号
昭和55年5月24日、境港市民会館において「境港市史編さん審議会」の第1回会議が開かれました。この審議会は同年の3月議会で条例制定の議決を経て設立されたもので、審議会委員として委嘱された12人の学識経験者で構成されていました。
会議では根平武雄さんを会長に選出し、今後のスケジュールを設定。資料収集、資料整理、執筆とそれぞれ期間を定め、境港市政施行30周年事業の一環として、昭和60年度に市史を発刊することを決めました。市史編さん事業は、昭和53年度から取り組まれており、審議会設置の翌昭和56年4月には「境港市史編さん室」を設置。審議会とともに事業を推し進めました。
「境港市史」は昭和61年3月31日に完成。A5版、上下2巻、合計1,600ページで、体裁は織布貼りの上製本でした。内容は自然環境、原始古代の状況、中世、近世そして現代の地域と社会状況などが記されています。質、量ともに全国に誇れるものです。これを皮切りに「境港市三十五周年史」「新修境港市史」「境港市四十五周年史」「境港市制五十周年記念写真集」「境港市五十五周年史」などを刊行してきました。当市が郷土の歴史と資料に高い関心を持っていることを示しています。
参考:「境港市史」「境港昔と今」「市報さかいみなと」ほか
〔市史編さん室〕