しごと キラリと輝く方々をご紹介♪ キラリ★なんぶびと Vol.53

■種祐希(たねゆうき)さん
今回ご紹介するのは、阿賀にお住まいの種祐希さん。米作りの魅力や地域農業への想いについてお話を伺いました。

兼業農家として米作りをしていた種さんは、米作りの面白さに魅せられ38歳で専業として水稲生産の世界に飛び込みました。以降兄妹で米作りを続けてきました。
令和5年にはSeedファームを設立し、それまでの家族経営から法人へ移行。今年9月には新しい米の乾燥・調整施設が完成しました。水稲生産を中心に、田植えや稲刈りなどの農作業委託も受けています。今年の作付面積は東京ドーム8個分の41ヘクタール、205トンの収穫を見込みます。夏の暑さで米の高温障害が発生し、品質に影響が出るなど大変なこともありますが、今年は高温に強い品種を栽培するなど挑戦を続けます。
耕作する水田のほとんどは高齢などの理由で続けることができなくなった田で、その数は年々増えています。これからもできるだけ引き受け、地域の担い手として水稲栽培に携わりたいと語る種さんの、米作りへの想いをご紹介します。
「米作りとは一粒の種もみが春に小さな芽を出すことからはじまり、秋にはその一粒の種もみがたくさんのお米を実らせる半年間のドラマです。そのドラマが幸せな結果で終わるよう、毎日従業員全員で米作りに邁進しています。その先には、経営理念である『米作りを通じて収穫の喜びを分かち合い地域の未来を守る~種から始まる未来~』があると信じています。」