- 発行日 :
- 自治体名 : 鳥取県江府町
- 広報紙名 : 町報こうふ 2025年12月号
〜よき伝統を守りながら(不易)進歩に目を閉ざさないこと(流行)によって「理想」を創造する〜
■住民参画で町の未来を
この秋、私たちは町民の皆さんと膝を突き合わせ、江府町の未来について語り合う貴重な機会を設けました。10月と11月の二度、愛ベルこうふで開催した「町のみらい対話の会」には、延べ約40名の皆さんがご参加くださり、活発な意見交換が行われました。
「担い手確保」「集落維持」「移住定住」「教育」など、町の根幹に関わるテーマごとにテーブルを囲み、前半・後半で席替えをすることで、普段接点のない方々との対話が生まれました。初対面同士だからこそ生まれる新鮮な気づきや、自分の考えを言葉にすることで明確になる展望があったことと思います。町が一方的にビジョンを示すのではなく、町民一人ひとりが「自分ごと」として町の未来を語り、築いていく。まさに、この対話の積み重ねこそが、私たちの目指す10年後の江府町の羅針盤となります。
また、時を同じくして、江尾駅前地区の「まちの本屋」事業や、佐川地区の「コミュニティ・パーク」整備といった、具体的な開発計画についての住民説明会も開催しました。こちらも両日で約40名のご参加をいただき、スライドや模型、動画を用いた説明を通じて、町の変化のイメージを共有できたと感じています。
こうした場を支えたのは、若手職員の熱意です。対話会では、彼らが進行役、まとめ役としてテーブルをリードし、説明会では、内容を咀嚼し、聞き手に伝わるよう真摯に説明する姿がありました。
「最近の職員は顔と名前がわからない」という声も耳にします。だからこそ、ぜひこうした対話の場にお越しいただきたいのです。激動の時代において、「そんなの聴いていない」と受け身になるのではなく、自ら情報をつかみ、対話に参加するという主体的な姿勢が、私たちの住む江府町をより良くする原動力となります。
さあ、皆さんの声と若手の情熱が融合し、豊かな未来が拓かれていきます。これからも共に、江府町の未来を創り上げていきましょう。
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