- 発行日 :
- 自治体名 : 鳥取県江府町
- 広報紙名 : 町報こうふ 2025年10月号
■質問紙調査
◇自分自身や他者との関わり、地域や社会に関すること
「自分にはよいところがあると思う」「人の役に立つ人間になりたいと思う」「自分と違う意見について考えるのは楽しいと思う」と回答した児童生徒の割合が、6・9年生ともに全国の割合より高い結果となりました。
自分自身や周りの人を大切にするとともに、相手の考えを理解しようとする気持ちも育まれており、様々な場面で主体的に取り組む意欲へとつながっていると考えます。
また、「社会や地域をよくするために何かしてみたい」と回答した児童生徒も多く、地域に愛着を持ち、貢献したい気持ちも育っていると思われます。


◇家庭での学習時間
「平日に学校の授業以外にどれくらいの時間、勉強しますか」という項目において「1時間以上勉強する」と回答した割合は、6年生は全国の割合よりも高く、9年生は全国の割合とほぼ同じ結果となりました。「全くしない」と回答した児童生徒はいませんでしたので、短時間であっても家庭で学習する習慣は身についていると思います。
今後も、自分に合った学習方法で、課題に集中して取り組むことで、さらに力が伸びていくと考えます。

◇読書について
「読書は好きだ」と回答した児童生徒の割合は、8割以上となりました。
また、「平日にどれくらいの時間、読書をしますか」の項目において、30分以上と回答した割合は、6年生は全国の割合とほぼ同じであり、9年生についいては全国の割合よりも高い結果となりました。読書は、読解力や論理的に考える力の向上など、学習効果を高めるだけでなく、想像力やコミュニケーション能力といった心の成長も期待できます。
今後の生活においても読書の時間を大切にしてほしいと思います。

◇学習への取り組み方について
「これまでの授業では、課題解決に向けて、自分で考え、自分から取り組んでいましたか」の項目において、6・9年生ともに全国の割合より高い結果となりました。
また、「授業で、自分の考えを発表する機会では、自分の考えがうまく伝わるよう、資料や文章、話の組立てなどを工夫して発表している」「学級の友達・生徒との間で話し合う活動を通じて、自分の考えを深めたり、新たな考え方に気付いたりすることができた」と回答した割合も、6・9年生ともに全国の割合より高い値となりました。
学級の仲間と教え合ったり話し合ったりしながら、主体的に取り組んできた成果が今回の全国学力・学習状況調査の結果に結びついています。

本調査は、個々や学年による差異もあるため、この結果がすべての学年、すべての児童生徒にあてはまるものではありませんが、本町の児童生徒の学習状況や生活状況について振り返る機会となっています。この結果を、学校での学習や様々な活動に活かしていきます。
また、ご家庭においては引き続き、お子様が伸び伸びと生活し、力が存分に発揮できるよう、生活習慣を整えるとともに、励ましの声かけをお願いします。
今後も学校と家庭・地域で連携し、よい面を伸ばし、児童生徒の成長を支えていきたいと思います。
